便利屋運営方法

便利屋の立地・商圏決めに関わる要素とは?

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拠点(事務所を構える意味)

ガンガン稼いで、いずれ自分が現場に行かなくても回る仕組みにしたいと
おもうのであればやはり拠点を構える必要があるでしょう。

便利屋開業本には「自宅でも開業できる!」と書いてありますが
それは事実。借家でも大家さんの許可を得られれば自宅開業もできます。

ですが、それだけ。自宅で開業するということは自分で立地を考慮して
事務所を置いたわけでないですよね。自然に与えられていた環境から
出発というわけで、最初から考えて動いていた方と比べると不利になる
のは当たり前です。

さらにサービスを拡大するのにも事務所があった方が良いです。
依頼に必要な工具・用具を置く場所。
アルバイトを待機させておく待機所も必要です。

内から外に向かうのが便利屋稼業

便利屋は、お客さんが来る商売ではなく、お客さんのもとへ行く商売です。
ハウスクリーニングも出張マッサージも家事代行も同様です。

呼び込んでおとずれたお客さんにサービスを
提供するタイプのビジネスではありません。

あたりまえでつまらない話かもしれませんがこれが重要なんです。

飲食店や小売業だと、お店が中心になります。

徒歩や車で容易にお店にたどり着ける、地理的な範囲内に
住んでいる人たちを商圏としています。

お客さんはサービスを求めにお店に訪れます。でも、便利屋は逆ですね。
スタッフ(店員)がサービスを提供しに、お客さんの元に向かいます。

接客業をしていた元サラリーマン(脱サラ者)の方は同じ
客商売だからという感覚を持ちやすいので考えを改める必要があります。

まぁ、「言われてみればそうだよねぇ」という本当に些細な点ですが。
認識しているかどうかで、あとあと差が開きますので頭の片隅にでも
入れておいていただきたいです。

商圏設定をするうえで考慮すべき要素

当ページで記されている要素が商圏設定に関連する
要素すべてではありませんのでご注意ください。

サービスの合致

売りたいサービスを見込み客が多い場所に売り込む。
あなたが売りたい商品(サービス)をお客さんも求める。
需要と供給。サービスの合致です。

私は以前、ノウハウを得ようと他業種の出店コンサルタント
(エリアマーケティングコンサルタント)に相談した過去があります。
ですが、便利屋は不得手なようで良い反応を得られませんでした。

客商売、それもお客さん来訪方の出店に慣れている
コンサルタントの方でも便利屋(何でも屋)となると勝手が違うようです。
結局、基本的な事柄以外にはあやふやな返答しかもらえませんでした。

なぜなら、単一サービスではなく、提供する商品が多岐に渡る為です。

でも、便利屋ごとに特色はあるので大分サービス範囲は絞られてきます。
いわゆる主力サービスですね。

多くの場合、その主力サービスは「あなたが決めるもの」ではなく、
お客さんが決めます。事務所の立地や商圏内の環境――
家族構成・人口比率・地理的要因――によっても左右されます。

大学が密集して若い人ばかりが住んでいる場所や年寄りばかりの地域。

坂が多い街や海に近い街。冬になると雪がつもりやすい地域。

冬になっても雪がなかなか降らない地域など。
いろいろな要素が影響を与えています。

参考例を以下に記します。

とある市を中心に活動している便利屋ではイベント(行事)シーズン
になるたびに仕事が溢れるほど舞い込みます。

なぜかというと、その市は江戸時代から商家の家庭が多く、
今もその性質を受け継いでいる地元住人もかなりの見栄っ張り。

結婚や七五三などの祝い事があるたびに動員がかかります。
もう、親族役・友人役の代理出席がバンバン入ってきますからね。
提携業者(他便利屋)と組まなければ動員数が足りないくらいに。

そうです。
売れるサービスはお客さんが決め手です。
商圏内の住民の「性質」もひとつの要素なんですね。

だからこそ、あなたが「このサービスを主力にするっ!」と決めても
お客さんには関係ありません。

でも、売る側である程度であれば自分の売りたい商品(サービス)を
住民と合致するように手は打てます。

売る商品とターゲット層の合致です。

どうしても、自分が得意なサービスを主力にしたいのであれば
そのサービスを求めている人(見込み客)が多そうな地域に
商圏を絞り、そこを拠点とする。

また、テレアポ・ダイレクトメール(DM)やFAXDMで、
見込み客に直接的に営業する方法もあります。

ありきたりで面白くもないのですが、これが基本です。

移動時間

拠点(事務所の立地)は交通費
交通費はお客さんからいただくので実質ゼロ円・・・というわけじゃありません。
全体的な運営に関わってきます。

サービスによって異なりますが、お客さんから見ると
「できるだけ自分の知っている町や市」「近所」の便利屋に
頼みたいと思っています。

若い方はあえて近所の便利屋は避けて隣町・隣の市に依頼しやすい傾向がありますが

心理的なものなのか自分が知っている市の便利屋さんということで
安心できるのでしょう。

また、現実的な面としては「交通費」「移動時間」があげられます。
交通費はそのまま金銭の負担。そしてサービス提供のはやさに直結します。

お客さんができるだけはやめに来てほしいと願っているのであれば、
自宅から遠くに事務所をかまえている便利屋よりも、近くの便利屋に
依頼するのは当然の思考です。

依頼1件に費やす移動時間によって受注できるか件数の上限が推測できます。
※稼動できるスタッフ数・平均移動時間に関連

治安(住民の性質)

前述の商圏内の住民の性質と重なります。
治安が悪い場所を拠点としてしまうと思わぬトラブルに巻き込まれる
確率が上がります。住民が疑心暗鬼がちな性質であったり、
日本語があまり通じない外国の方ばかりだと苦労します。

実は意外と重要です。

差別につながるとのことであまり表にはでませんが、
中国人・韓国人を嫌がる便利屋の方もまぁまぁ存在します。

というのも、値引きをしろとゴネたり、
料金を支払わず逃げる方も珍しくないためです。

結局、料金は回収できたものの、トータルで考えれば
大損という結果になることもしばしば。

商圏内の住民の性格といいますか、性質は事前に把握しておくべきだ思います。

なお、外国人留学生が大半を占める私立大学や中国・韓国料理屋や
韓国系キリスト協会がある町はもうビンゴです。

よく言われている治安を伺う方法としてコンビニのトイレ開放が
あげられていますが、あまり信用ならないのでご注意ください。

治安がどの程度悪いのかどうかはコツを掴めばすこし歩いた程度で
推測が可能です。

自分では確かめられない、確かめたくないと思うのであれば
探偵に調査を依頼するのもありです。

探偵は治安調査も請け負っていますからね。

既存店(競合)の立地

これは基本中の基本ですので詳しくは述べません。

強いライバル店がいる地域。競合エリアは避けるのが基本です。

ただ、同地区に同じ便利屋という看板を掲げていた他社が
自社と競合しないケースもあるのが便利屋の面白いところです。

なお、便利屋は便利屋だけが競合他社であるわけではないです。
家政婦派遣所や清掃会社・各種修理業者など、サービス範囲が重なる
業種も競合となりえます。

大手デパート会社ですら細かい高齢者向けの代行サービスをおこなっています。

以上は、なにも便利屋だけに当てはまる要素ではありません。
ハウスクリーニングや家事代行業者など、出向型の商売も同様です。

さらに言うと、大手の家電量販店も競合となる場合もあるでしょう。
もし、大手家電量販店が「家具の組み立て・設置のサービス」をすれば
同様のサービスを提供している便利屋の売り上げに影響があると判断できますよね。

開業してから商圏を修正していけるのも便利屋の強み

なお、以上で記した要素はあくまで一例です。

同業の競合調査は簡単ですが、潜在的な競合調査はむずかしいので
専門家の協力を得るのが吉です。表面的な競合しか意識していないために
ジリ貧になる方は便利屋に限らずごまんとおりますから。

便利屋といえども立地には注意しましょう・・・とはいっても
他商売(飲食店・小売業)に比べればリカバリーは可能です。

なぜなら、人の流れ(動線)・通行量や内装にこだわる
業態ではないので、そられに比べるとかなり身軽です。

まずは自宅開業か、格安のレンタルオフィスを借りて
身ひとつで動き出して後から情報を集めるのも十分にありです。

「ここだっ!」と何かを掴めた地域を見つければ
本格的な事務所を構えればいいだけの話です。

便利屋は身軽で、それでいて青天井の商売ですからこの
機動力を活かさないともったいないですよね。

青い海(ブルーオーシャン)を求めるか否か?

地方ですと競合がほとんどいない地域(空白地帯)がまだ残っています。

見込み客が多いが競合も多い場所で戦うか、見込み客はすくないけれど
競合がいない場所で戦うのか。

どのような判断を下すのかはオーナーであるあなた自身が決めること。

最初の最初にすでに勝負は決まっているのかもしれませんね。

あとがき

動機が「育った地元に恩返しがしたい」との地元愛から
事務所を故郷にかまえる方は珍しくありません。

熱意があって良いとおもいます。

ネット経由で受注ができ、ネットを介してサービスが
提供できる仕組みが整っていれば問題ないでしょう。

しかし、買い物代行や、引っ越しの手伝い・家具組み立てなど、
生活支援サービス(実労働系)を重視するのであれば商圏設定が重要です。

それなのに個人ではじめる方はポスティングや
ホームページ(ウェブサイト)にばかり目がいってしまう。

どこのホームページ制作会社が良いのかと血眼になっている。
それでは駄目なんです。

最初の最初。上流。根本を間違えているから事務所(店舗)を
かまえているのにお客さんが居ないんですよ。

ポスティングをいくら頑張ってもお客さんが来ない理由の
ひとつは商圏設定の軽視です。

チラシの文面がいくらよくてもターゲットとの齟齬が生じていれば
反響はまったくありません。

これでは細かな箇所で勝ちを拾っても大勝には至りません。

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