依頼事例記事を書くと、いまでとりこぼしてきた
見込み客をお客さまに変えることができるかもしれません。
材料はすでに手元にあるはずですから、
まずは依頼事例記事を書いてみてください。
面倒ですし、手間もかかりますが累積すれば多大な
受注・集客効果を発揮しますよ。
ほんと、手間がかかりますけど。
目次
依頼事例記事とは?
依頼内容を下敷きにして書き起こした文章です。
たとえば、あなたが並び代行の仕事を受注・無事に依頼を達成したとします。
並び代行をしてお客様の依頼を請けるでにはお客様とのやりとりも
あったでしょう。また、事前に相談内容を受け、質問に答えたかもしれません。
そして、行列に並んだときの体験もきっと覚えているはずです。
この、一連の出来事を記事にまとめるということですね。
依頼事例記事を公開するメリット
依頼事例記事(以下、事例記事)を作成し、公開することの
第一のメリットは受注に結びつける確率をあげることです。
いままでとりこぼしてきたアクセスをお客様(依頼人)に
変えることができると言っても差し支えはないはず。
事例記事を見た方はこのように思います。
と。
以上のように、事例記事は見込み客に安心感を与える
というメリットもあるのです。
こちらから能動的にアプローチしなくても安心感、それとともに
信頼面も与えられる効果が期待できます。
その結果、受注に結びつきやすくなります。
いままですんでのところで離脱していた人が、
「お問い合わせ」をしてくれるようになるのです。
また、ほかには集客の面でも恩恵がえられます。
依頼事例記事は実際に請けた仕事(依頼内容)に即して書き上げる記事です。
キーワードの出現率やサブキーワードを計算しなくても、
依頼内容を考慮して文章をつづっていけば自然と「SEOライティング」が
できてしまいます。
SEOライティングで書き上げた文章は、コンテンツSEOとなりますから
自然とSEO対策ができてしまうということですね。
事例記事は「お役立ち情報」なんですね。
お客様にとって有益な情報=記事です。
お役立ち情報は一過性の話題ではありません。
その業界においてなにかしらのパラダイムシフトが
発生しないかぎりは情報は色あせず、閲覧者の役に立ち続けます。
そして、読まれつづけます。普遍的なんですね。
反対に、時事ネタをあつかった記事は普遍的ではありません。
一時的にアクセス数を増大させることができますが、
すぐに読まれなくなる傾向があるのです。
日々、大衆の興味を引く話題(ニュース)は尽きませんから、
新しい事件が起こったら、あなたが必死で書いた時事ネタ記事は
すぐに読まれなくなります。
しかし、事例記事は一定数は必ず求める人が必ず存在します。
事例記事は資産ですから、持っておくだけで利益を
もたらしてくれるのですね。
そして、事例記事はネット広告のように「打つ(出稿)」するのに
も維持するのにもお金はかかりません。
※ドメイン・サーバー代金は別として
貯めておける性質をも持ちます。
「コンテンツ」ですからあたりまえの話ですけどね。
また、事例記事は離脱率が低い傾向にあります。
そのため、滞在率の向上も期待できるというわけです。
滞在率が高いウェブサイト(ホームページ)ほど、
上位表示されやすいとされていますので、これもまたSEO対策
となる。事例記事作成・コンテンツ集客は非常にお得な手法なんです。
チラシ配り(ポスティング)からの解放
依頼事例記事の作成・公開というネット集客において、
うれしいメリットとは「チラシ配りをしなくてよい」です。
私もそうでしたが、ネット集客がうまくまわりはじめてから
きっぱりとポスティングはしていません。1枚たりとも。
そのおかげで体力的に非常に楽になりました。
肉体労働分を減らすことができますからね。
ただし、ネットを利用しない層をターゲットとしているのであれば
地道なポスティングやDMが必須なことは言うまでもありませんね。
お客様の許可を得る必要がある
デメリットとしては、お客様の許可を得ないといけないことでしょう。
デメリットというほどではありませんが、これもまた時間が
長引く場合があります。
お客様は自分の身元はばれたくありませんし、特定もされたくありません。
ふとしたきっかけで自分(お客様)の体験談だとばれてしまうことだってあるでしょう。
「あくまでも、モデルケースとして参考にさせていただけませんでしょうか?」
と、引き下がってもときには断られる場合だってあります。
かといって、まるっきり架空の依頼事例をでっちあげても
信憑性がありません。
100%フィクションの依頼を元に書いた事例記事は、
第三者から見てもリアリティが感じられず、
うそっぽく感じ取られてしまいます。
また、お客様の許可を得られたとしても、材料がないと
なかなか書き上げられません。
「材料」とは仕事を請けたあなたの記憶・お客様とやりとりをした
メール内容・電話相談を受けたときの会話内容を書き留めたメモ用紙などです。
まったく記憶がない、思い出せもせず、記録もない
そのような依頼を元にしても反応が得られる事例記事は書けません。
・お客さまの了承を得る必要がある
・了承を得られても材料がないと書き上げられない
以上の壁を乗り越えないと着手さえできません。
そうです。
単なるお役立ち情報記事とは違って、
事前準備に時間が必要なんですね。
自分だけの視点で、自分の持っている知識を
書き出す(アウトプット)するだけではないからです。
脚色を加えたもの・半フィクションでもOK
事例記事はなるべく事実に沿った文章を書くのが鉄則です。
ですが、あくまで事例に沿ったものですから、
多少脚色が入っても問題はありません。
私の場合は、お客様からいただいた相談・質問内容を
まとめて、ストーリー調に仕上げる方法をとっています。
そして、脚色をほどこして内容を一部変更しています。
明らかな嘘はだめですが、多少の「脚色」は大丈夫です。
そうしないとお客様から了承を得られない場合もありますから。
なお、なかには最初から設定の変更を希望される方もおります。
(要望例)「悩みの部分を多少変更して」
「文中に登場する人物の容姿を変えてください」
「自分(依頼人)は男性だけど見る人がみたら僕だと
わかるかもしれないので女性にしてください」
きっちり、がっちり事実しか書いてはいけない!
というルールはありません。
嘘・詐欺にならない程度に、実際に請けた仕事を
モデルとして書き上げるのが「依頼事例記事」となります。
ただ、注意して欲しいのはちゃんと注釈をいれるのが
マナーだということ。
多少脚色が含まれているのであれば、
「多少脚色を施していますが、大筋では実際に請けた依頼と変わりはありません」。
お客様とのやりとりが本当はぶつ切りのメール連絡である。
なのに、ストーリー(物語調)とする場合には、
「依頼者さまからいただいたメールの転載ではございません。
複数いただいたメール内容をまとめたうえで、読みやすいように
ストーリー形式で説明しています」など。
フィクション成分が含まれることを注意喚起してください。
騙すような文章表現はしてはいけません。
事例記事を数本目立つ場所に設置する
書き上げるのに時間もかかり、手間もかかる。
それでも受注につながる可能性の高い施策が事例記事。
なによりその気になれば無料でできてしまうのが嬉しいですね。
もし、渾身の出来の事例記事を書き上げたら目立つ場所に
設置してください。
利益率が高い依頼を元に書いた事例記事・
自分の得意な依頼を含んだ事例記事を、
バナーリンクとして目立つ場所に設置するのも良いでしょう。
依頼事例記事はどれくらいあればいい?
事例記事は何本あれば良いのでしょうか?
答えは「あればあるだけ良い」です。
でも、時間の多くを事例記事作成に費やせませんよね。
事例記事は最低でも提供しているサービスにつき1本は欲しいところです。
事例記事がなくてもネット集客~受注ができている方が
ごまんとおりますので気にしないのがよろしいかと。
ただ、チラシ・DMも撒かずにネット集客のみで
事業を運営していこうとする方は20~30本は欲しいところです。
・サービスに関する専門知識を含ませたコンテンツ
・依頼事例記事
以上を更新しながら 100記事ほど書き上げます。
そうすればアクセス数はUUで100~300ほど。
pvがその3倍ほどであれば毎週 2~3ほどは仕事を受注できる程度※になるでしょう。
※あくまで私の経験則によります。
ただし、ネット集客のみをしているクライアントの実例が
少ないので、目安ではなく「参考」程度に捉えてください。
人によって環境はちがいますので一概に申せないのです。
依頼事例記事の公開は業界のタブーだった?
依頼事例記事は、形のない商品を売っている業界では
よく使われている手法です。
(例)IT会社・探偵業界・弁護士・占い業界・マーケティング会社など
ですが、便利屋(何でも屋)・個人清掃業・廃品回収屋などでは
軽視されがちです。
個別の事例記事はなく、「いままで受けたお仕事」として
箇条書きで済まされるのがほとんど。
逆に考えれば嬉しい限りですけどね。
事例記事を公開していない競合を出し抜けるチャンスです。
そのままでいて欲しいですね。
便利屋業界ではまだまだ事例記事の有効性が広まっていません。
なぜなら、私が事例記事を作成しはじめた当初は、
同業他社(競合)から叩かれたほどですから。
「便利屋だとしてもお客様の情報を漏らすのはいかがなものか?
たとえ了承を得ていたとしてもどこでお客様の負担となるかわからない」
などと言われたものです。
便利屋はなぜか過剰に「守秘義務徹底」を
アピールしたがります。
そして暗黙の了解から逸脱した者を叩きやすい。
まだまだ胡散臭い業種だとおもわれているので
他社を叩いてクリーンさアピールする傾向がなきにしもあらずです。
競争が苛烈な探偵業界ほどではないけれど。
しかし、新参者だった私が事例記事時を量産。
コンテンツSEOに注力し、売り上げが伸びてきた頃に
なると私を非難していた相手の態度がいっぺんします。
手のひらをコロッと変えて、私の真似をしはじめたのです。
そして、私とおなじ商圏・似ているサービスを展開している
後発の競合もそろって私の真似をするようになりました。
笑いましたね。
人の行為を馬鹿にしていたのに、効果がわかるとコソコソと真似をする。
「いや、もとからウチもしていましたけれどなにか?」と、
すまし顔。馬鹿にしていた過去を隠す。
良くあることなんですけどね。
もし、事例記事による集客が失敗していたらその点を突いて
その競合はもっとネガティブキャンペーンをしかけてきたことでしょう。
しかし、商売人として「正しいありかた」だと理解はしています。
自分の稼ぎが増えるのであれば、親の仇の真似でも二番煎じでも
するのが商売人です。
人としては尊敬できかねますが。
依頼事例記事の書き方について
明確な事例記事の書き方はありません。
その業界ごとに微妙に書き方の傾向がちがいます。
決まったテンプレート(雛形)・フレームワークがあるわけでもないです。
ですので、まずはとりあえず書きはじめるのをおすすめしています。
ただ、自分なりのテンプレート(雛型)やフレームワークをつくると
書きやすいです。
文章作成が下手でも大丈夫
私はすでに皆さんご存知のとおり、文章が上手な人間ではありません。
けれど、どうにかなるのが事例記事なんです。
なぜなら、「事実」もとにつくりあげるコンテンツであるためです。
ゼロから物語を生み出す創作・文章のプロとなる必要はありません。
「バスる」必要はありません。
SNSで拡散されなくともいいんです。
記事を見てくれる人が少なくても、誰か1人に刺されば
それで成功です。
たぶん、事例記事作成数はNo1です。
ちなみに便利屋業界ではたぶん私が依頼事例を書いた
経験があります。あるかな~?と自負しています。
80社(法人含む事業者)ほど確認※しましたが、
まともに書き上げている便利屋(何でも屋)は見当たりませんでしたので。
ただ、もしかしたら私よりうまく事例記事を運用している
方がいるかもしれないので断言はできません。
あ、これは宣伝ですが私は「事例記事ライター」としても
活動しています。書き方の指導や代理作成も承っておりますので
興味がありましたらご連絡ください。
※2017年3月15日現在は、ちょっと忙しいので代理作成は休止中です。
■追伸
具体的な依頼事例記事の書き方・サンプルは
後日、公開を予定しています。