はい。可能です。というか私が体現者です。
安心してください。
ただし、信用度はフリーダイヤル・固定電話には劣るので注意が必要です。
固定電話が必須という常識
開業本では必ず、「携帯電話番号だけでは信用がありません~」と言及されています。
便利屋でなくとも業務内容がかぶる掃除代行屋・出張家庭教師~探偵まで、
ほとんどの開業本では「携帯電話の信用のなさ」について説明しています。
信用を相手に与えられないと、無料の「相談」さえしてもらえません。
事業者であれば大打撃です。依頼(受注)のきっかけとなる最初の一歩となる
階段をいまにも崩れ落ちそうな粗悪なものを用意しているからです。
フリーダイヤルの信用性の裏づけ
「フリーダイヤルは信用性がある」この裏づけとなるのが、通話料無料です。
フリーダイヤルは電話を受け取る側(相談を受ける側)が通話料金を受け持ちます。
あなたが依頼者だと仮定して見れば分かるはずです。
あなたは何か困りごや悩みがあり、解決してもらおうと思い、
便利屋への相談を決めました。
しかし、相談を申し込もうとした便利屋への
連絡手段が携帯電話しかありません。
通話料金なんて微々たるものですが、できるだけ料金をおさえたい
あなたは、フリーダイヤルを設置していない便利屋を避けるでしょう。
それよりも、「事業をしているのにフリーダイヤルを設置していないなんて、
本気ではないのだろう」と、勝手に思い込んでしまいます。
「通話料無料」という安心面。
「フリーダイヤル」を設置するほどの本気さ。
この2つをお客様は自覚をしていなくても察してしまっているのです。
だからこそ、「フリーダイヤル」が信用性があると言われています。
・関連リンク
携帯電話は信用がない?
「だったらフリーダイヤルは必ず設置するべき?」
そうとも限りません。
固定電話表記がなく、連絡先が携帯電話番号だけでも依頼は来ます。
フリーメールでも依頼は来ます。
フリーダイヤルを開設していなくとも、依頼は来るんです。
あえて携帯電話を使い、安心させる手法もあります。
※フリーダイヤルだと逆に安心できないと思われるサービス・業種もあります。
ただ、勘違いしないでほしいのが信頼度は下がるという事実です。
「事業ドメインじゃないフリーメールは怪しいから申し込まない」
「090からはじまる電話番号だけの便利屋は詐欺だ」と、思っている人は
まだまだ多いです。
不信感を与えないためにも可能であれば携帯電話番号とフリーメールアドレスは
避けていただきたいです。
ネガティブキャンペーンにつかわれる危険性
連絡手段が、携帯電話・フリーメールアドレスだけだと、
競合のダシに使われてしまいます。
どういうことか?
まともな態勢を整えた便利屋さんが競合を貶める+正義感からの注意喚起として
よく言われるのが「携帯電話番号だけの便利屋は危ない」です。
他社を攻撃することによって自社がいかに安全・安心な業者であるかを
アピールする古典的であり効果がある手法をとっているのです。
「ウチは違いますけど他社はこんなんしてますよ~」と。
この手法をとっている方は胡散臭いと思われやすく、
競争が激しい業界に多く見られます。
※占い・探偵業界そして便利屋業界など。
ぶっちゃけますと、業界内で評判がすこぶる悪いのに、
外見だけは信頼度バツグンな業者もいます。
実態は苦情ばかりの悪徳業者なのに外見上はとりつくろう。
情報工作がうまい業者はどこの業界にも存在します。
フリーダイヤルはもちろん設置。
ウェブデザインもデザイナー仕込みで見栄えが良い。
ボイスワープや電話代行ではなく、実際に担当者が担当。
サテライトブログやステルスマーケティングも実行している。
口コミを検索しても高評価ばかり。
お客様(外部)からみると最高の便利屋です。
でも、詳細に検索をすると「悪評」が見えてきます。
お客様がじっくり閲覧する検索上位ページは高評価ばかり。
しかし、お客さまが面倒くさがって見ない下位ページになると悪評が目立つ。
なぜ問題化されないかといえば、SEOで悪評の封じ込めをしているためです。
SEOに精通していればこのような逆SEOも可能なんです。
このような業者はごまんといます。
そしてこのような悪徳業者に比較対象とされダシにされる
可能性があります。
引用
どんな仕事も顧客からの問い合わせは
非常に重要です。(中略)
ちらしに掲載する連絡先は、顧客が安心して
問い合わせを行なうことができるように、
可能なかぎり、固定電話にし、留守時の連絡先として
携帯電話の番号を平気する形が望ましいでしょう。「起業の法律と手続き便利屋・探偵業: 開業手続き・許認可申請実践マニュアル」
三修社 65p
客観的に見ると便利屋という仕事自体古臭い、胡散臭いイメージがあります。
そして、ホームページもダサい。それでいて連絡手段が080・090からはじまる
電話番号とフリーメールアドレスだけ。忌避するのは当然です。
携帯電話・フリーメールなんていくらでも用意できます。
独自ドメイン使用でのメールなんて年額千円足らずで利用できるんです。
そこまで揃えるほど本気ではないのかな?とお客さんは疑ってしまうのですね。
ウェブデザインがダサいという理由だけで依頼申し込みを渋るお客様も居ます。
ひとつひとつ根拠はあるのですが、お客さまは「雰囲気」を感じ取り、
避ける傾向があります。つまり、あなたの本気度が試されているということです。
信用を得るために顔写真をブログにあげたり、
作業現場の写真を掲載する。
そしてどのような仕事をしているのかを明確に打ち出し、
各サービスについての意見やノウハウを公開する。
これだけでも信用度を上げることが可能です。
「俺はこの仕事を本気でやっている。遊びではないのだぞ!」と、
見せ付ければ納得し、安心してくれるお客様もあらわれてきます。
そして、受注に結びつくのです。
ただ、これらはあくまで一般的な考え方です。
提供するサービスによってはあえて、胡散臭さをださなければ
依頼されない場合だってありえます。
よく分からなければ、一般的な考えに沿って行動するしかありません。
軌道修正はあとからでも可能ですから。