今回はFAQページを設置することによって、
あなたが得られるもの(メリット)について説明いたします。
目次
よくある質問・回答ページを設置して、負担を減らす
開業当初は依頼がすくないため、対応できる範囲は広いでしょう。
つまり余裕があります。
ただ、運営初期において注力するのはまずは集客です。
だからこそ、作業効率化までにはなかなか気がまわりません。
しかし、毎日のように問い合わせがあるようになると、
依頼に直結しそうにない作業は面倒となります。
たとえば「質問回答」ですね。
ウェブサイトを訪問してくれて興味をもってくれた方。
いわゆる見込み客(以下、質問者)です。
事業者としてはなんとか依頼にこぎつけたいので丁寧に対応するでしょう。
でも、依頼をされないときだってあるわけです。
「あ~あ、今回はだめだったかぁ」ではいけません。
実感ができないと思うので私が言います。
質問に答えている時間は無償労働です。
一銭も発生していません。
それどころ、あなたの貴重な時間が「お客でもない何者かに」奪われているのです。
あなたが質問者に丁寧に答えても、質問者は当然のものと受け取っています。
質問者は疑問が解けたらあなたよりも安い、信頼できる他業者へ
依頼することだってあるでしょう。
開業当初はいいんです。
まだ、余裕がありますから。
でも、毎日のように質問・相談・見積もり依頼・依頼など、
問い合わせが入ってくる段階になると対処しなければかならず害が生じます。
あなたの無償労働で済めばまだマシです。
質問に対する回答が遅かったり、メールによる問い合わせ(質問)を
見逃してしまった場合、口コミサイトに悪評をかかれることだって十分にありえます。
私にも経験があります。
お客様でもない「何者」かは、あなたの時間を奪うことに躊躇を
もっていません。与えられて当然だとおもっています。
この何者かを放っておくとあなたの貴重な時間、それも、
お金に換えたれたり、趣味に費やしたり、家族と過ごせた時間を
継続的に奪われていくでしょう。
では、どうすればよいのでしょうか?
FAQページの設置
ひとつの答えに、FAQページの設置があげられます。
FAQ(エフ・エー・キュー)とは「よくある質問と回答」の意味。
Q&A(キュー・アンド・エー)は質問と回答ですが、
FAQは対象をよくある質問だけに絞った回答ページです。
よくある質問だけに絞る理由はネットユーザーの特徴が理由ですね。
基本、ウェブサイトを利用するかたは飛ばし読みですし、
手っ取り早く回答を求めがちです。
勉強サイトではないのですから、訪問者が求める答えをすぐに
見つけられるページ構成を考慮しなくてはいけません。
そのため、「絞る」必要があります。
たま~に、寄せられる質問はFAQページには記載しません。
だからといって、たまにある質問と、その回答がいらないとうわけでは
ないのです。「Q&A」ページは別に用意します。
なお、FAQの定義は以下となります。
FAQとは、よくある(あるいはあると想定される)質問と
その回答とを集めたもののことである。FAQの語は英語のFrequently Asked Questionsの略語で、
「頻繁に尋ねられる質問」の意味である。
FAQページのつくりかた
FAQページのつくりかたは簡単です。
日常的にあなたがしている発言(回答)を文章に書き起こすだけです。
サービスを提供しているのであれば、お客さんから疑問を受けた経験があるはず。
その疑問=質問に日常的に回答していることになりますよね。
なので、ただ、いつもお客さんに伝えている回答(発言)を
文章に書き起こせば良いだけです。簡単です。
ネット集客に力をいれている事業者であれば、
見込み客からの質問メール、そして回答したメールはすでに蓄積されているはず。
すでに出力できる資産を保有しているということ。
すでに材料は手元にあるってことですね。
簡易的ですが作り方を説明します。
1.質問頻度が高い質問を抽出
2.自分の回答をまとめる
3.頻度が高い順から先頭にして記事をつくる
→人は上から下(先頭から後尾)に読むため
以上です。
他にも「普遍的」な回答とする、方法もあるのですが
説明がややこしくなるので記載しません。
一問一答形式・個別回答形式
FAQページは複数の質問を1ページ内におさめるのがベストです。
一問一答形式ですぐに確認できる構成にしてください。
ただし、質問に対する回答を深く掘り下げる場合には
「個別回答ページ」を別に設置します。
一問一答形式の不足箇所を補うイメージです。
ちなみに当ブログの「相談事例」は質問に対する
「個別回答ページ」にあたります。
テンプレ回答ができる質問・できない質問
同じ質問だとしても、日によって回答が微妙に
異なるというのはありがちです。
時間に余裕があるときは深く、余裕がないときには
浅くなる傾向があるためですね。
メールでも電話口(口頭)による回答でも同様の傾向があらわれます。
1対1のときの回答であるからです。
一時一句変わらずに回答できるはずがありません。
状況によって微妙に返答が変わるのが当たり前です。

質問でも、テンプレート(雛形)で、答えられる質問。
そうでない質問があります。あくまでも傾向があると捉えてください。
時間を増やせるメリット
FAQページを設置する目的を確認しましょう。
目的は、売り上げを伸ばすためです。
つきとめればあなたの生活の質の向上のためです。
あるいは「家族を守るため」とも言えるでしょう。
売り上げを伸ばすためには依頼をこなすのが必須。
そのためにはできるだけ時間帯効果を高くしなければなりません。
つまり、作業効率化が必要。
その、作業効率化の施策のひとつがFAQページの設置です。
FAQページを設置しておけば、「質問に回答する」という
無償労働の機会をすくなくすることができるのです。
あくまでも「すくなるする」「頻度をさげるだけ」なので注意。
FAQページを設置・公開しても読まない人は読みません。
「よくある質問と回答(FAQページ)を読むのは面倒だな。
問い合わせフォームも設置してることだし、とりあえず聞いてみるか」
このようなノリで聞いてきます。
別の視点で考えると、FAQページを設置することにより
「時間を増やすことができる」とも申せます。
いままで1日平均で 1時間ほどかけていた回答に費やす
時間を半減することだって可能です。
いままで無駄に消費していた時間を生み出す、
正確には「とりもどす」ことができるのですね。
FAQ(よくある質問と回答)ページを設置しない手はありません。
FAQページは判断材料
FAQページがこれでもかとぎっちり作りこまれている便利屋さんは、
平均よりも稼いでいる可能性が高いと判断できます。
それだけ質問が寄せられていて、それだけ回答をこなしていると
考えられるためですね。
依頼がありすぎて時間がない、そのためFAQページを設置しないと
いけないほど人気がある、とも考えれます。
FAQページを作りこまなくても済む方法はもちろんあります。
それは質問担当者を雇うこと。
電話番と言い換えても間違いではありません。
あなたは手放しで、依頼に取り組むこのが可能です。
ですが、あなた(事業者)よりも知識は劣りますし、
回答もうまくできないかもしれません。
だからこそ、電話で伝えるときのニュアンス・メール文章の書き方、
サービスに関する知識を与える「教育」が発生します。
テンプレートメールで対応できない場合が多いためですね。
費用対効果としてどちらが良いとは一概に判断できません。
ただ、FAQページはあなたがつくれば無料で設置できます。
また、見込み客(サイト訪問者)視点でみると、
よくある質問回答ページが貧弱だと、不信感を抱いてしまいます。
質問・回答数がすくないと「ほんとうに実績あるの?」と、
見込み客は疑ってしまいます。
見込み客の疑問を払拭=不安感を払拭するのが、
FAQページの目的のひとつでもあります。
不安を払拭してもらい、依頼(申し込み)をしてもらうのです。
SEO対策としても
FAQページはつくりこめば(質問数と回答数が増加すれば)
SEO対策としても効果があります。
サービスに寄せられる質問の答えを書き起こすので、
自然と、サービスに関連するワードが増えていきます。
意図しなくても適度に関連ワードが出現するので
SEO効果はあると判断できます。
ただし、あくまでも訪問者(ユーザー)のためのページですので
理解しにくい専門用語はなるべく控えたほうが良いでしょう。
以上。
FAQページは設置してなにかデメリットがあるわけでもありません。
メリットしかないのでぜひ、手抜きせずに作りこんで公開してください。
これだけで同業他社を出し抜ける一歩となるかもしれませんので。