本記事の対象:副業でなかなか成果をあげられない会社員の方
会社員をしつつ、副業で稼げている人は意識の切り替えが上手いという話。
目次
副業で稼げない原因はあなたの脳にある
こんにちでは、以前とはまるで違い、副業をする会社員(サラリーマン)の方が
多くなってきております。
会社帰りに、副業としてアルバイトをはじたり、
休日に「せどり」をしに古書店(ブックオフなど)に向かう。
輸入や転売・株・FXなどなど。
いままではこのような光景はあまり見られませんでした。
会社勤めだけで疲れているのに、さらに別で働こうとするのは
よほど追い詰められているか、借金がある人だけという認識でした。
具体的に言いますと、派遣切り問題の以前と以後では労働に対する
見方が違ってきています。
派遣切り問題以前であれば、「アルバイトなんて簡単にうかる」との
イメージでしたが、いまではそのアルバイトに応募が殺到。
若い人でも簡単に落ちてしまいます。
すでに本業があり決して若くないとはいえない年齢のサラリーマンの
方にとっては厳しい時代です。
「アルバイト選考に落ちたから転売はじめました」なんて方は
珍しくありません。
ですが、副業をはじめた方全員が目的を達成するわけではないのですね。
せどりに参入して、はじめの1~2ヶ月で成果をあげる方もいれば
1円も稼げない人もザラにいます。失敗する方が多いのです。
情報商材(マニュアル)を買っても駄目。塾に入って直接教えてもらっても駄目。
このような方は実力がないわけではありません。
ただ、最初の1歩を踏み間違えただけです。
手をちゃんと動かしている、怠け者ではないのに稼げない人は
どつぼにはまっています。
しかし、安心してください。今日からでも間違いを正すことは十分可能です。
副業で稼げる人と稼げずにお金を消費する人の違い
どういうことか?
それは思考の違いです。
経営者とは凡人を指揮する人間である
話は変わりますが、あなたの会社は
2対8の法則で会社内のほぼすべての人が凡人ではないのでしょうか?
いわゆる出世組・エリート・優秀と目される方は全体からみると
一握りでしょう。
そして残念ながらあなたは8割に入っていることと思われます。
まさに凡人。凡夫です。
会社に貢献しているとは明確に言えない。
「平凡な人間の集まりがウチの会社だ」と他社から言われてしまっても
納得できる人もいるかもしれません。
しかし、落ち着いて考てみると不思議です。
凡人ばかりなのにどうやって利益を生み出しているのだろう?
実際に自分の給料の3倍も稼げている、またはそれに値する
貢献をしている自信がない。
優秀な人はすくないのにどうやって利益を上げているのか?
ここに思い至ればわかるはずです。
経営者は最初から優秀な人間など求めていません。
いや、優秀な人材は求めています。
しかし、世の中の大半の人間は凡人だと分かりきっています。
理解しています。だからこそ、凡人が会社の席を埋め尽くすだろうと
すでに立ち上げ前から予想をしているのです。
何も言わずとも理解して、お金を運んできてくれる優秀な人材は
当てにしていません。優秀な人材は外に行きやすい。
独立してしまう可能性が高いからですね。
だったらどうするか?
優秀ではない人間でも利益を生み出すシステムを作れば良いのです。
その他大勢の凡人に任してお金がいただける環境を整えれば良いのです。
経営者は仕組みを構築する立場です。
ですから、凡人でも「言われた通りにやれば」お金を生み出す
システムを整えるしかありません。
な~んにも考えずに言われたとりの行動をとるだけで、
まったく気が利かない人でも利益を生み出す流れを作り出すのが経営者です。
経営者は誰でも仕事をこなせるように道筋を整えてくれているのです。
「ルーティンワーク」という縛りにおいて働いているのであれば
あなたは創業者の恩恵を受けているに等しいと言えます。
ルーティンワークをこなすよりルーティンワークを生み出した人間が、
収入を多く得るのが経営者層での常識です。
労働者層では、不満がでるはず。
「実際に汗水たらして動いているのは俺だーっ!」なんてね。
でも、それが企業です。
あなたは会社という組織において 1構成員でしかありません。
経営者から見ると、居ても居なくても良い存在です。
居なくなったら補充するだけです。
すでに凡人集団でも動かせるシステムは出来上がっていますからね。
引き止めるケースもありますが、あなたの能力を買っているかどうかも怪しいです。
会社の歯車といえど、歯車にするのにはそれなりの時間・費用の
投入が必要となるからです。
必要不可欠な人材であれば、何らかの条件を提示します。
独立するのであれば提携します。
特定の裁量権や出世というカードをチラつかせるでしょう。
何も無いのであればあなたは会社の歯車として活躍できる凡人ということです。
サラリーマン意識と経営者意識の切り替え
話は戻ります。
あなたが副業の勉強をしても、根気強く続けても納得がいく
成果が上げられないのは思考(マインドセット)によるものです。
染み付いているんです。
雇われ精神が。
悪いことではいのですけどね。
ですが、何年も継続して「上司」がいる環境に慣れてきているんです。
部下が居るといってもあなたの指導力ではなく、
会社の看板の元に降っているだけです。
そのままでは稼げません。
アルバイトであれば時給どおりの額はもらえます。
しかし、自分が主体的に動かなければならない副業では
まず稼げないでしょう。
だって、トップがあなただからです。
副業といえでも生業(ナリワイ)の1部です。
もし、簡単な転売をするとしてもトップはあなただけです。
経営者・創業者でもあるのです。
もちろん、あなたは職場内においては「社員」です。
会社に属しています。
でも、副業する時間・日・範囲ににおいてはあなたが経営者です。
経営者視点が求められます。なぜなら上から命令が降ってきませんし、
お伺いを立てられる心強い上司も居ない。
雑務を引き受けてくれる部下も居ないのです。
仕事だってまずは競争を勝ち抜いて獲ってこなければいけません。
それからようやく仕事・業務ができます。
デスクでぼーっとしているだけで仕事がいただける身ではありません。
庶務課も経理課も上司も部下も居ません。
頼れるのは自分だけです。
「雇われ」の感覚では稼げないのは当然でしょう。
思考の変化。視点の変化。
目が回ります。
会社に勤めるには「社員意識」が無ければ勤まりません。
副業するときには「経営者意識」が無ければ稼げません。
最初は辛いでしょう。
しかし、サラリーマンをしながら副業(自分のビジネス)を行なう方は
この揺らぎに適応するほかありません。
副業で上手くいく人はもっている「儀式」
面白いことに本業よりも副業で稼いでいる人は何かしらの儀式を持っている
ことが多いです。
自分に合った方法で、会社員・従業員の立場に区切りをつけるのですね。
区切りをするので副業に集中でき、効率が上がる。
副業が上手く言っている方は、明確に認識していなくとも
似たような行動をとっているものです。
たとえばパソコン。
ほんの少しだけの作業といえども副業専用のパソコンを購入する。
そして、副業すると決めた時間内だけは決して仕事用のパソコンに触れない。
また、副業専用のスペースをつくっている方もいます。
書斎の隅のペースに安いコタツを購入して、私用デスクとは
観葉植物で壁をつくる。会社を思い起こす書類や仕事用の携帯などは
目に付く場所に一切置かない。排除する。
また、副業に専念するときだけ室内照明を消す方もいるようです。
本業の仕事を処理するときは室内蛍光。
深夜に売り物用の小物を作るときには手元だけ照らす。
みなさんそれぞれ何かしらの「区切り」を持っています。
「スイッチ」と捉えても間違いではないと思います。
副業に専念するときには雇われ身分から意識を離すため、スイッチを入れる。
雇われの身であると思わないようにするのですね。
副業をしているあいだはあなたがビジネスオーナーであり、最高責任者です。
どんなに小規模だったとしてもです。
従業員感覚であたれば失敗するのも当然と言えます。
便利屋は凡人が成功するという理由のひとつでもあります。
凡人は会社員としてはまだ最適化されていない。
あくまでも会社員としては及第点の身分です。
優秀といえるほど会社員として適応してはいません。
だからこそ、稼げます。
やりようによっては在宅でも稼げる
便利屋は副業できないイメージをもたれているかもしれません。
でも、スモールビジネスに落とし込んで月 3~5 万円を堅実に
稼げている方もいるのは確かです。在宅で、会社員をしながらですよ。
事実、私が受け持っている方の一人がこれに該当します。
この方も稼げるようになった転換点は思考の変化です。
実力を要しているのであれば思考をすこし切り替えるだけで
一気に成果を上げるのも可能なんですね。
副業といえどもビジネスを所持しているあなたは
ビジネスオーナーです。
職場に居るときの思考をそのままでは駄目なんです。
視点を変えましょう。
---
今回の記事は以上となります。
お付き合いいただきありがとうございました。