便利屋(何でも屋)に1番必要なのは「体力」です。
よく、「体が資本」といわれますがまさにその通り。
資本家ではないのですから実際に自分が動かなければ収入はありません。
お金がお金を稼いでくれる仕組みを所持している
資本家ではないのですから当たり前です。
まず、集客より体力
開業前、便利屋に関するブログや解説サイトを読み漁った時期があります。
マーケッターやコンサルタント経験者などですね。
そこではまず、「集客」の大切さについて
そう。まさしく集客は重要です。
だって仕事がなければスキルは身につきませんし、お金も入りません。
初歩の初歩です。あたりまえでしょ?って思ってました。
でも、さらに一歩手前で当然の基本のキがあったのを
理解できていませんでした。それは体力です。
体力がなければ何にも出来ません。ほんとに。
外注頼みでは稼げない
「外注に仕事をまわすだけでも月50万は儲かる!」
との甘言にも惑わされていた私。
現場にでる体力がない、虚弱体質でも稼げる。
そう思っていました。けど全然違いました。
まず、外注に仕事をまわすにしても営業が必要となります。
実際に出向くこともありますし、ネット上で済ますにも
何回も交渉が必要なことも多々あり、1日中パソコンに
へばりつく日もありました。
眠いのに連絡をすぐに返さなければならいので、
寝られない状況です。
そうです。外注に仕事をお任せするにしても、
体力が必要となるのです。
便利屋立ち上げ当初はたぶんすべてを1人でこなさなければならならいでしょう。
だからこそ、時間が足りない。
外注にだすということは仲介料・紹介料でしか利益が貰えないということ。
仲介料金はよくて2~3割です。
利益が少ない仕事だと、提携業者といえども拒否する場合だってあります。
手間>利益ですからね。
それでも顧客として紹介するのであれば引き受けてくれる業者も存在します。
リピーターとなってあとでいくらでも利益を回収できますからね。
でも、発注側だと労多くして実すくない。
ごりごりと体力が削られます。
座っていても頭をずーっと働かせるのですから、
肉体労働と同じ、それ以上に疲れます。
自分が現場にでるのが基本
座っての作業だけではなく、実際の現場仕事でも
当然のごとく体力が消費されます。
買い物代行の依頼にて、行列に並ぶだけでもきつい。
冬場は寒いし、すぐにトイレに行きたくなる。
夏だとまぶしい上に暑い。人が密集しているので蒸し焼き状態。
さらに場所取りや椅子設置が許可されていないと立ちっぱなし。
下手に動くより、動かないで経ち続けるほうが辛いです。
それでも買い物代行・並び屋は比較的体力の消費が軽いほうです。
引越しの手伝いなんてどれだけ体力を使うことか。
重い荷物を運び階段をあがり、おりる。
腰にも負担がきますし、腕を酷使しすぎると疲れてしまい持ち上がらない。
それに加えて、お客様の物品を壊してはいけないと言う精神的プレッシャー。
1現場だけでもごっそり体力が持っていかれます。
なんにせよ体力がないとできない
「あなたも便利屋(何でも屋)開業で儲けましょう」
とのあまりにも甘い言葉に乗っかりすぎると、
基本を忘れがちになってしまいます。
現場仕事ではなくとも、お客様のモニタ越しのやりとりで
さえ体力が必要となるのです。
電話による会話だってそうですよ。
お客様に伝わりやすいように腹から声をだしてしゃべるのですから
体力がないとできません。
聞き取りやすいようにはきはきと答えるだけでもいつもとはちがう
体力の消費の仕方をします。
ネット上での「集客」のが傾きすぎで、
基本をないがしろにしている
1に体力。2に体力。3に体力、4に体力です。
それからようやく集客の段階に入ることができます。
集客はどのような商売でも基本です。
なにより大事。でも、基本のキ、その前に当然のごとく
備わっていないといけないのが体力です。
ネットで集客して、外注にまわすだけで月50万円は稼げる
かもしれません。
しかし、1日中 パソコン・電話の前にへばりついてやっとかもしれません。
自分が現場にでるのが基本ですから。
外注頼みだとそんなに稼げません。
でも、外注頼みでも自分が現場にでるにせよ、体力が必要です。
いままで会社のデスクで仕事をしていた方、
運動不足の方はまず体力をつけることをお勧めいたします。
軽作業にもへばってしまう頼りない便利屋に依頼する
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