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開業前の準備

便利屋開業前から揃えておきたい事務用品リスト

投稿日:2020年1月9日 更新日:

便利屋開業にあたっては、最低限の事務用品は揃えておきたいところです。

基本は「必要となったときに揃える」

便利屋は身一つでできる職業です。

既得権益の保持と、行き過ぎる規制が大好きで仕方がない日本では
珍しい職業とも言えます。

ただ、請ける仕事によっては資格・届け出・許認可を
取得する必要があるのはご存知の通り。

徒手空拳でできるとはいっても、それはそれ。
道具・機材が必要になるはず。

どのような依頼が舞い込むか分からない便利屋にとっては
最初からすぐに役に立つ(稼働できる)物品を購入しておくのは悪手です。

※例外は、主サービスを核にして便利屋に参入した人。
または、専門の技術があり、その技術を核として便利屋をはじめた人ですね。

はじめてですからね。手探り状態です。

依頼が来るまでなにが必要となるのか、わからない。

「コレが必要になる!」と、明確にわかるのはそのときになってから。

あるあるです。

推測は可能です。

サービス内容を絞れば精度はあがるでしょう。

でもあくまで推測。

ある程度の予測はできますが、直前になってあせるかもしれません。

開業資金の余裕があれば、事前に用具・機材を買いそろえておいても良いでしょう。

ですが、資金の乏しいなか便利屋を起業した人はむずかしい。

そのため、持たざる者の便利屋起業では、
その都度、買いそろえるのが推奨されています。
※ひむかしまえの開業本の受け請りですが、私も同意します。

仕事に必要な用具・機材はその都度、購入すればいいという姿勢。

でも、意外とわすれがちなのは事務用品です。

事務用品は、依頼の達成に直接関係しない箇所で頻繁につかいます。

事務用品だからといって馬鹿にできません。

うまく利用すれば事務作業の効率が可能です。

そして、事前に最低限のものを揃えておけば、慌てふためく機会が減ります。

早朝・夜間にコンビニに走るのはやめるべきです。

体力勝負となりやすく、依頼が重なりやすい便利屋事業。

効率化できるところは効率化おいて損はありません。

長い前置きとなってしまいましたが、最低限の事務用品をそろえるのは重要です。

無駄に時間と面倒な手間をとられるはめになるためです。※実体験済み

そこで、以下に開業最初期に揃えておくべきだと感じた事務用品を紹介します。

■領収書

なにはともあれ領収書です。

「使う機会はないかな」と感じていても 1冊は備えておいてください。
作業車に置いておくのも良いかもしれません。

コクヨの領収書が定番ですが、百均(百円ショップ)の領収書で十分です。
それほど値段は代わりませんから、お近くの文房具店で購入しても問題ありません。
機能に差はないためです。

ただ、注意してほしい点があります。

単票式ではなく、複写式を購入してください。

「ノーカーボン」「複写」と表紙に書いてあるはずです。

個人的には下敷きとして使用できる、ボール紙がある
ノーカボン式のものが使いやすいです。

DAISO(ダイソー)・Seria(セリア)で売られています。

恥ずかしながら、私が複写の方をお客さんに渡すのを知ったのは、
領収書を発行する側になってからです。

肉体労働フリーターから便利屋をスタートさせた、私の社会性のなさがうかがわれます。

■クリアファイル

A4のクリアファイルを常備しておいてください。

百円ショップで売っているものでも大丈夫です。

ただし、百円ショップのクリアファイルのなかには
濁っているものもあります。

しかし、似たようなものです。

豆知識:クリアファイルを重ねてみると透明度を視認しやすくなります。

それほど透明度にこだわる必要はないので気にしなくてもOKです。

クリアファイルは依頼内容・注意点・作業手順などをまとめた
紙を挟んでおくのが一般的な使い方ですね。

また、最初期の頃は、料金を細かく把握していないでしょう。
なので、料金をすぐに確認できるように複数枚印刷して挟んでおくのもありです。

紙媒体の料金表は顧客獲得にも役に立ちます。

客先で「今後の参考にしてください」と、1枚とりだして渡しておくと、
次回の依頼、他の依頼の受注につながりやすくなります。

さらに、複雑な作業手順や、依頼内容であった場合には
印刷してクリアファイルに挟んでおくと役に立ちます。

「スマホでもできるじゃん」とおもわれるでしょう。

その通り。ですが、パッと、すばやく目を通すのがスマホだとむずかしいです。

おもわぬところをタップして、誤作動を起こすこともあります。

作業準備中・作業中にすぐに確認できるのは非常に大切。

なにより、スマホをお客さんの前でいちいち操作していると、あらぬ疑いをあたえてしまいます。
とくに、年配者の前では。

私は契約書の送付に多くの封筒を消費していました。

登録スタッフとの契約書・誓約書などをクリアファイルに入れ、
そのクリアファイルを封筒に入れ、郵送する流れで欠かせません。

また、上部をホチキスで止め、一時的な領収書入れとしても使用できます。

■封筒

  • 角2(ホワイト・無地)
  • 長形3号(ホワイト・無地)

角2は、角形2号封筒を指します。

A4用紙をおらずに封入できるサイズですね。

便利屋業務外でも必要になる可能性が高いので、購入しておいてください。

参考リンク:https://www.sizekensaku.com/futo/kaku2.html

長形2号封筒もA4用紙を三つ折りで封入可能です。

ただ、長形3号よりも幅が狭いのでそれなりに綺麗に折らないとうまく入りません。
手こずります。
そのため、幅に余裕がある長形3号をおすすめします。

クラフト紙(褐色の紙)よりも使い勝手から白色封筒を購入しました。
白色は私信にも使用できますので。
また、印鑑類が見やすいという理由もあります。

封筒類は文具店での購入をおすすめします。
100円ショップの封筒は透けやすいものもあるのでお気をつけください。
※最近は質も向上しているらしいです。

長形3号についてですが、印刷で住所表記をするのであれば
郵便枠がない「オキナホワイト」がおすすめです。

紙が厚いので裏うつりの心配もありません。

・オキナ ホワイト封筒100 長3 郵便枠無し WP600N 100枚入
・マルアイ 白封筒 長形3号 100枚 80g PN-138W

■スタンプ・印鑑類

  • 住所印 ※重要
  • 親展印
  • 緘印
  • 重要印 ※余裕があれば
  • 速達印 ※余裕があれば

優先順位が高いのは住所印です。
事務所を借りているのであれば事務所の住所印も作成してください。

朱肉・スタンプ台にいちどつけてから押すタイプのものは
お勧めできかねます。効率が悪いためです。

ひさしぶりに押印する機会があったとき、片方はみつかったけれど、
もう片方がみつからない。こんなケースもあるのです。

わざわざ手書きするのは面倒。
でも、住所印があると1、2秒でことたります。

スタンプ式であれば千数百円程度。

 

上記のような回転式のスタンパーだと、わざわざ保管ケースに
入れる手間もかかりません。

使用後はゴム面が勝手にケース内に収納されるためです。
そういう仕組みになってるのですね。

手書きはほんとうに面倒なので、
屋号+住所+代表者氏名は最低限必須です。

電話番号・メールアドレス・サイトURLなどを含ませるかはお好みで。

縦表記のスタンプが一般的ですが、横でも問題ありません。
厳密なマナーでいえば、和封筒には縦型のスタンプを使用すべきです。

ただ、横型のスタンプで文句を言われたためしは1回もありません。

親展印・緘印は必須ではありません。

ですが、外注先・提携先と封書でのやりとりをするときにあると便利です。

重要印・速達印は余裕があれば揃えておいてもいいかな、程度ですね。

親展印・緘印などはシヤチハタの「Xスタンパー」で十分。
ときどき使う程度であれば、インクを補充せずとも3、4年は持ちます。

親展印は余裕があれば備えておいてください。

なお、親展は「宛先人ではない人は開封しないで」との意思表示です。
法的な強制力はありません。
ただ、依頼によってはトラブル対策に必須です。

緘印は必須ではありませんが、最低限のマナーを持っている
業者としてのアピール効果が期待できます。

とくに法人相手とやりとりをするのあれば、
減点を避けるために持っておくべきでしょう。

閉じ印の〆と ×は別モノですので注意

速達印についての説明

速達で封書を郵送するとき、区別するために封筒上部の一部を赤く塗る。
速達と表記する方法があります。

なくても料金分の切手を貼っていれば、郵便局側で判断してくれるでしょう。

なにもしなくとも、郵便局窓口で出せば、料金を計算してくれますし、
おまけに専用のスタンプで押してくれます。

ですが、郵便窓口が閉まっているとき、
郵便局に行く余裕がないときは?

そんなときに重宝するのが速達印スタンプ。

赤マーカーペンでも代用できますが、面倒ですし、失敗する可能性があります。
でも、スタンプならばポンッと押すだけでいいですからね。
車の中でも使用できます。
テーブル・机などの作業場がなくても問題なし。

ただ、重要度は低いので開業初期に無理に買う必要はありません。

切手・収入印紙を貼るときに便利な事務用品

最初期にはそれほど必要ないのですがあると便利。
それは切手・収入印をぬらす事務用品。

・コクヨ 事務用海綿 ガラス容器セット

いちいち舌で濡らすのには抵抗がありますよね。
それに、他スタッフやお客さんの前でするのは失礼にあたりますから。

この手の事務用品はスポンジ系とローラー型に好みがわかれるでしょう。

私は海綿スポンジを推します。

普通ので大丈夫です。

ただ、安すぎるものはいけません。
百均のものはウレタンスポンジが大半です。
水にあまりなじまず、反発力もほどほどにあります。

糊がはっていある面の全体を濡らすのが結構に手間でした。

切手をおき、うえからポンポンと叩くようにしてから切手をとりあげる。
これなら上手く行きます。

ですが、面倒です。

そこでようやく見直すことにして、すこしお高いものを
ネットで購入しました。

するとこれがなかなか良い。

ウレタンスポンジだと一向に「馴染む」ことは
なかったのですが、海綿スポンジだと「馴染む」のを理解できました。

ローラー型は使用経験がないのでわかりません。

もし、スマートにこなしたいなら、スタンプのりを1本携帯しておけば重宝します。

必ず常備しておきたい「切手」

切手

常備しておきたいのが切手です。

緊急で必要なときに限って、郵便局は休み。
まだあるかな?と、探してみると見事に切らしているのが切手です。

コンビニでも切手は購入できます。

ただ、売っている額が制限されているので
場合によっては数十円を余計に無駄にする恐れもあります。

急な依頼も舞い込んでくるのが日常茶飯事な便利屋。

意外に切手はすぐに買えるものではありません。

入手できる時間帯・場所が限られているので
余裕をもった金額分の切手は揃えておきたいです。

ホッチキス(ステープラー)

ホッチキス

普段は使わないのに、必要となる場面がたまにあるホッチキス。

書類をまとめるのに1台は持っておいてほしいところ。

私は便利屋をはじめるにあたり 2つ購入しました。

ひとつは100円ショップで入手した、
折りたたみしきのコンパクトサイズのホッチキス。

もうひとつは800円ほどのホッチキスです。

安物ではないホッチキス・芯を用意しておくと安心できます。

安物だと枚数によってはうまく閉じられません。

安物の芯だとなおさらです。

なので、ケチらずに高いものを購入してください。

優先度が高いのは?

優先度が高いのは住所印でしょう。

なぜなら、効率化のためにも必要不可欠であるためです。

千円程度で買えるので手に入れてください。

※ネット通販では 2、3日ほどかかります。

その他の印鑑類は、手書きだとしてもそれほど時間はかかりません。
封筒類も必要になったらコンビニで購入できますから。

なお、当記事は 開業資金が数万円もない状態で起業した私の主観が多くを占めています。
参考程度にしていただきたく願います。

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とって参考となるよう執筆いたしました。
初心者向けですので、むずかしい話はありません。
ぜひ、ご一読のほどよろしくおねがいします。

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