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流行りそうで流行らないPTA代行。理由は学校内で村八分になるから?

投稿日:2018年10月30日 更新日:

PTA代行サービス
保護者に義務のように課せられる学校のPTA活動。
無駄に時間をとられるうえに、ママ(女性同士)の人間関係にうんざりする方も。
そんな方に代わってPTA活動を代わりにこなすのがPTA代行とうサービスです。

便利屋をしてきた私としても3年ほど前までこのサービスを知りませんでした。
知ったのは「PTAに親として出席してください」との依頼があったため。

よくよく調べると「PTA代行」をサービスメニューに掲げている便利屋は
ちらほら見かけました。しかし、当時は体験談はなかなかお目にかからず。

なんにせよこのPTA代行サービス。
うまく利用すればわずらわしい人間関係や、学校内でうずまく
権力争いに巻き込まれずに済むかもしれません。

なにせ今のご時世すべてのママが専業主婦が家事・育児だけを
やっていればいいわけではありません。
マウントをとりにくるママさんとの対決だってあるのですから。

また、パートをする必要のない立場であったとしてなんとか
時間をやりくりして子育てと夫を支えているわけです。

すこしばかりの金銭を与えればいやなPTAに代理出席・代役・その他雑務を
してくれる存在がいるのですから使わない手はない。

しかし、そうも言っていられない島国特有の精神性からくる村社会。
掟(オキテ)を破った者は阻害してもよい風潮が漂っています。

便利屋に舞い込む珍しい依頼としてのPTA代行(代役)

便利屋にはさまざまな依頼が舞い込んできます。
そのなかでも珍しい部類にあるのがPTA代行。

運動会や文化祭。遠足に修学旅行など、
なにかしらの行事前には召集がかかります。

やる気のある―自由な時間を持てる立場の人―と、
乗り気でない人の差がここに生じます。

PTA会長や本部役員などと、その他の保護者の間では
溝ができやすいのですね。

季節の節目節目に学校行事があるのですから、
保護者達の私生活だって行事にあわせて忙しくなる。

そこまでPTA活動にかまっていられないのが本音でしょう。

貧富の差だって「やる気」に影響してきます。
旦那の稼ぎがすくなくパートをしているママさんたちと
自由な時間を持てる富裕層のママさんたちとは持てるもの(時間)の量が違います。

また、富裕層と呼ばれる階層の方であっても事業をしており
なかなか時間をとれない保護者だって世の中には存在しています。

そのような保護者の代わりとしてPTA代行サービスはあるのですが
なかなか浸透はしていません。

浸透しない理由としては利用者が罪悪感を抱くという要素もあるとおもわれます。

PTA活動は「わが子のため」「わが子が通う学校のため」としての認識があるので
なかば義務。守らなければならない掟のようなもの。

そのため、PTA活動を避けるような人は白い目で見られやすくなります。

「xxちゃんのママは便利屋を雇ったそうよ」
「xxちゃんのママはお金をもってるのねぇ」などと、陰口を言われるかもしれません。

利用者側に罪悪感がある点。
そして、利用すると保護者内での立場が悪くなり、わが子にも波及してしまうと
恐れているのですね。

PTA代行を頼むと不利益な面が多いため、なかなか世間に浸透しないと
私は結論づけております。

PTA代行サービスが誰もが知る頃になっても理解が得られなければ
浸透しないでしょう。

保護者同士のけん制のしあいにより、利用したくてもできない状況に
陥るかもしれません。

PTA代行の利用者が増加すれば風向きが変わるかも

ただ、便利屋によっては「成りすまし」も可能です。
どういうことなのかというと、保護者の母・父として代理で出席するのです。

もちろん、嘘がばれるおそれはありますし、料金も高額になるかもしれません。

ですが、どうしてもPTA活動をしている余裕がない。
人間関係に疲れたと悩んでいる保護者にとっては手助けとなるサービスではないでしょうか?

PTA代行サービスを利用する人が増加すれば、PTA代行サービスを利用する人への
風当たりも和らぐはずです。

PTA代行サービスが流行れば学校側も認識を改め、
保護者の負担にならないよう運営してくれるかもしれません。

たぶん、いくら流行ったとしても公立学校であった場合、
あまり変化はないでしょうね。現実的に。

教員もいわばお役人。公立学校もお役所みたいなものですから。

いつ専門業者があらわれるかな~?とおもっていたのですが
とある法人がなかなか本格的に参入しているようです。

便利屋は参入するべきか?

便利屋に舞い込む珍しい依頼が専門性を帯びていき専門業者が乱立。
テレビやネットニュースで話題になるのはいつものパターンです。
宿題代行しかり、退職代行しかり。

PTA代行もいいネタですのでそのうちテレビでもとりあげられると思われます。

しかし、売り手として面倒なサービスと感じます。

PTA活動を代行・代役すればその学校内の人間関係に巻き込まれます。
ある程度の作業の流れを把握しており、コミュ力が高い人物を雇わなければならないでしょう。

また、人対人だけではなく学校という組織にも関与するので
リスクコントロールが難しい。

よく良い便利屋の条件として「地元密着」なんて言われておりますが、
地元住民とはつかず離れずの関係性を保つのが鉄則です。

便利屋として代役の派遣サービスを提供してきた私としては
あまりうま味がないサービスだと思っています。

ただ、専門業者として新規参入するなら今がチャンスでしょう。

競合がすくないですから。

また、PTA代行が話題になったときは先行者利益の恩恵が受けられるはずです。

追記

もしPTA代行サービスが世間に受け入れられたとしても
利用者層は中流層以上がほとんどを占めると思われます。

主婦業とパートをかけもっている保護者がPTA代行を利用する
状況としては「急な用事が発生したため」「PTAの人間関係に疲れているとき」
など、恒常的に使われるとは思えないためです。

また、金銭・費用の面から見た理由もあります。
時給が千円ほどの主婦層が、1時間数千円のPTAサービスを
気軽に依頼できるはずがありません。

富裕層でない限り、PTA代行はここぞというときに利用するにとどまるのではないか?
そう感じています。

となると、宿題代行とおなじ流れになるかもしれませんね。
世間で言われているほど一般家庭は利用せず、富裕層が利用しています。

富裕層の子弟は宿題に費やす時間を受験勉強・対策に
費やせるので庶民と富裕層の子弟の差は広まっていく一方です。

富める者はますます富み、有利になっていく。
この流れは誰にも止められません。

あらたなサービスが生まれればそれを利用できる立場の者が
さらに優位になっていきます。

PTA代行が世間に受け入れられたとき、不利益を被るのは
どの層なのか?どのような立場の人であるのか?
PTAに詳しくない私としてはわかりかねます。

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