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便利屋をつづけていると舞い込む本当の「訳あり依頼」―女子大生の悩み編

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便利屋に舞い込む訳あり依頼

便利屋は決してヒーローというわけではありません。
権力がある組織に所属しない、一般人ですからね。
できることなんて限られていますし、なにより利益重視です。
商売なんですから当然。

しかし、周囲が味方してくれず、誰も助けてくれないというときに、
頼りになる存在が便利屋です。

ときには家族・友人にも話せないほど困った人からの
依頼もあるのが便利屋稼業。

便利屋をつづけていくと「訳あり」な依頼が舞い込むことも
珍しくありません。

以下に例として私の体験談を話します。

かなり倫理的にグレーな依頼を請けた体験談です。

女子大学生からの訳あり依頼

依頼者は女子大学生(以下、Aさん)。

Aさんは優秀で学校の案内パンフレットにも掲載されたほどの女性です。

容姿もよく才女なので将来が嘱望されていました。

ですが、とある犯罪に巻き込まれてしまったのです。
犯罪といっても軽犯罪。民事であり大事にするほどではない程度です。

Aさんの責任というよりは、Aさんと一緒にいた他校の学生に非があります。

とはいっても、大学側としてはAさんについて処罰はしなければなりません。

そのなかで、大学側はAさんの親と話をしたいと願い出てきました。

Aさんは地方からの上京組です。
親を大学に呼び寄せるとしてもかなりの遠方。

そこで、大学側に「電話連絡でなら可能です」と伝えました。

でも、Aさんは親に知られたくありません。
親を説得して大学進学を許してもらえたという事情があるためです。

また、大学側もあまり大事にはしたくない。

そのために、Aさんたちが損害をあたえた人物とは話し合いを済ませ、
警察に連絡をしないように動いたのですから。

困ったのはAさんです。
どうにか打つ手はないかと調べた結果、便利屋という存在を知ったのです。

しかし、「他社で断られた依頼も受け付けています!」
とうたっている便利屋に相談しても断られつづける日々。

大学側の催促もあるなか、連絡をしてきたのが当時、
駆け出しだった私の便利屋です。

Aさんは大手便利屋や、まともそうな便利屋に断られ続けたため、
私のような個人の便利屋に相談してきたのですね。

もちろん、最初は断ろうと思っていました。
ですが、何度も頼み込むAさんに折れて引き受けてしまいます。

引き受けた理由は「困った人を見逃せない!」
という思いだけではありません。

当時、便利屋が軌道に乗っておりませんでしたから。
目先の利益に飛びついたと言ってもいいかもしれません。

大学側の隠れた思惑

Aさんの話を詳しく聞いていくうちにあることに気付きました。
大学側は本当にAさんを甘いという事実を。

すでにAさんを大学の案内パンフレットに掲載し、
いわば大学の顔として他校にも売り出していたのです。

Aさんの親御さんを大学に呼びつけようとすれば
いくらでも手はあります。

すでに実家の住所は判明しているためです。
電話番号は知らずとも、ハガキや手紙で連絡はとれるはず。

またはAさんから親御さんの連絡先を問いただせばよいだけです。

当たり前ですよね。でも、当たり前のことをしない。なぜ?

どうやら大学側もAさんの事情を知っているふしがありました。

私はこう結論付けました。

大学側は現場レベルで事を収めようとしている。
そして、この問題を担当している人物は形式的にでも
「Aさんの親御さんと話し合いをしたという事実が欲しい」のであろうと。

このような状況になったのには理由があります。

Aさんは遠方から大学の寮に住んでいます。

その大学寮で、学生の私生活も含めて指導するのが寮長です。
寮長は大学職員であり、学生に問題が起これば寮長の責任となってしまうのです。

寮長自身も苦しい立場に追い込まれていると、私は踏みました。

何とかなるかもしれない。

そこで、早速準備に取り掛かりました。

Aさんが希望したのは50代の男性。
Aさんの父親と同年代です。

運が良いことに、最適な人材はすぐに見つかりました。

依頼はすくなくとも登録スタッフは大量にいたので
適した人材を確保するのはむずかしくなかったのです。

依頼は「なりすまし案件」

今回のAさんの依頼は便利屋風に言うと「なりすまし案件」。
正確に申せば「なりすまし電話代行」です。

トラブルに発展しやすいので通常の便利屋は忌避する仕事ですね。

なりすまし依頼は演技経験がないとなかなか上手く行きません。

ですが、私が仕事を任せた50代の登録スタッフ(以下、スタッフ)は、
演技経験が多少はある人物だったのです。

本業を持っているスタッフに代わって、ヒアリングは主に私が担当。

詰めの部分についてはAさんとスタッフが直に話し合いました。

なりすまし案件はつじつまが合わない点が
ひとつでもあると失敗しやすいためです。

「もしかしたら、これも聞かれるかも」という細かな箇所でも確認し合います。

10つの事項を確認をしても、実際には1つだけしか出番がなかった、
なんてケースはよくあります。

でも、念には念をいれないと失敗するのが「なりすまし案件」。

当時は経験が乏しかったので上手く行くかどうか緊張していた覚えがあります。

ただ、私の心配をよそに依頼は成功に終わりました。

私が推測したように大学側は現場レベルで事を済ませたかったのでしょう。

鋭い追及もなかったので可能性が高いです。

依頼終了後、Aさんからお礼メールを貰いました。

「今回担当してくださったスタッフ様に感謝を伝えておいてください」との一言を添えて。

しかし、安心はできません。
なにか穴があって、大学側に嘘がばれてしまう恐れがありました。

小心者の私にはいつ返金要請が来るかと待ち構える日々。

すでにスタッフには報酬を支払っているので返金沙汰になれば赤字です。
また、返金要請がなくとも悪い口コミがネットに書かれるかもしれません。

ですが、杞憂でした。

そのあとも何の返金要請もなく、どこからか評判を聞きつけたのか
似たような依頼が舞い込むようになります。

人を助けたけれど、決して褒められた行為ではない

社会的道徳や倫理観からすれば、私がした行為は非難されるべきでしょう。
決して賛されるべき行為ではありません。

ですが、窮地に陥った依頼者(Aさん)から感謝されたのは事実です。

「悪徳便利屋」と非難されてもおかしくはないはず。

どう捉えるかは人によるでしょう。

なお、Aさんからいただいた料金は 2万円です。
登録スタッフには報酬とし1万円を渡しています。

割に合いません。

Aさんからのヒアリング。
登録スタッフの選定・確保からAさんとの意見調整。
そして、精神的な疲弊を考慮するとまったく割にあいませんでした。

あなたが便利屋をはじめるのであれば、あなたも似たような
依頼を受けるかもしれません。

そのときに依頼を受けるのか、拒否するのかはあなたの自由です。

ただ、追い詰められてどうしようもなく便利屋に依頼する方たちがいるという
事実は知っておいて欲しいです。

なお、なかにはこのような依頼を専門で請ける便利屋がいます。

便利屋というよりは事件屋に近しい立場ですね。

依頼者の不安につけこみ、法外な料金で請求する輩です。

なかには実行はせずに、料金だけ受け取る詐欺師だっています。

表にはでないだけで泣き寝入りをする方もいるでしょう。

事実、「あなたに断られたら誰を頼ればいいの!」と、言われた経験も何度もあります。

依頼者には非がない。けれど客観的に判断すれば「依頼者が悪い」と
結論付けられる内容の相談も何度も受けてきました。

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ジュンイチ

元便利屋。修業ゼロ未経験で起業。ひとりも雇わず月収100万円以上達成。その他スモールビジネスをゼロから複数立ち上げた経験を活かして個人事業主の開業支援・チラシ作成・事例ライターなどをしています。 取材歴:フジテレビ「ノンストップ」・三才ブックス「ラジオライフ 」 にて電話クレームのプロとして記事掲載。 断りましたが取材依頼の申し込み(企画段階)は真相報道バ〇キシャ!・ A〇emaTV・東京〇Xなどがありました。 著書「便利屋の始めかた: 特技・スキルなしから月収50万円を目指す開業方法」計 七冊出版。

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