限定公開から一般公開へ。2017/05/09
開業前の方や、便利屋暦が浅い方にとっては
受け入れられない事実かもしれません。
気分を害してもなんら補償はございませんのでご注意ください。
開業当初は集客に悩まされます。
『仕事がない!』という段階です。
集客の壁ですね。
ほとんどの方が悩む、悩み続けるのが集客です。
ある程度、生計が立てられるようになってくると
並行して目の前にあらわれるのが、業務に関する悩み。
そして、認知度があがってくると競合に目をつけられ
対抗措置をとられていきます。
競合との差別化の悩みです。
以上、3つの悩みは同時進行します。
3つの悩みを抱えて運営していかなければなりません。
ですが、ある程度壁を乗り越えればどうにかなります。
開業当初はまず集客について大いに悩み、
次は人間関係です。その頃には便利屋事業は軌道にのりはじめ、
認知度が向上しています。すると今後は同業他社との戦い、競い合い
に注力することになるでしょう。
同業他社との戦いには、「集客」も含めるので別個とするのは
正確ではありません。ここは感覚的にとらえてください。
開業当初は必ずといっていいほど「集客」に悩みます。
ある程度、集客の成果がでてくると業務に関する
悩みを抱えることになるでしょう。
とくに、人間関係についてです。
雑多な仕事をあつかう傾向のある便利屋は
業務提携先や登録スタッフと協力し合って利益を生み出します。
自社で人を雇っている方でもおなじです。
はっきりと申します。
アルバイトと登録スタッフ。
うまく扱えば利益を出せるのはアルバイトです。
常時雇用・時給制という餌があるので、搾取がしやすいのです。
これはまた別記事にて説明します。
最初からアルバイト・社員を雇える方はすくないです。
開業当初は適宜雇用または外注(登録スタッフ)に
まわす機会が多くなるでしょう。
登録スタッフに仕事を任せて、あなたは完成品を受け取ります。
一般的な派遣ではないので依頼主のもとへ派遣して、
依頼主の直接指示を受けて働いてもらうことはできません。
あなたは完成品、サービスの提供をしてもらうだけです。
登録スタッフに任せる仕事は常にあなたの目にとどく範囲で
おこなわれるものではありません。
そのため、手抜きをしようとおもえば手抜きができてしまいます。
また、いつは仕事をちゃんとこなしてくれていた登録スタッフでも
いつのまにか質が段々と落ちてくるケースは珍しくありません。
たとえば、あなたが作業マニュアルをつくったとします。
さらに報告用のメールテンプレートも作成しました。
登録スタッフは深く考えずに、テンプレートの各項目に記入するだけ。
それでも、登録スタッフはマニュアルに沿いません。
それでも、登録スタッフはテンプレートをしようせず、
自己流で報告をしてきます。
「自分がわかってるから相手もわかるだろう」と本気で思っているので、
人物名や主語を抜かしに抜かします。
『かならず作業した日付を明記してください』と頼んでも、
「さきほど作業終了しました」
と、返してきます。手抜きです。
もう、100回言っても足りません。
いちど読んで理解できる報告はまれなので、かならずこちらから
「質問」をして『解読』していくはめになります。
最初は真面目だった登録スタッフ※も、手を抜くことをおぼえます。
※ここでは副業として便利屋に登録している人物を指します。
あなたの監視の目が届かない場所では抜き放題だと思ってください。
いつかきっと、必ず手を抜きます。さぼります。
指示に従いません。従った振りをします。
何もせずに「いつもどおりに」と指示をしてしまうと、
「いつもどおりに」手を抜き、質が段々と下がってきます。
あなたが「作業マニュアルを改めたから読んでおいて」
と、登録スタッフ100人に渡してもちゃんと目をとおすのは
20人程度でしょう。
そして、作業マニュアルに従って仕事を完遂できるのは 10人居れば上出来です。
事業を拡大していけば「他人はこれほどまでにも使えないのか!」
「これほど伝達はむずかしいものなのか!」と、
叫びたくなる日がやってくるでしょう。
登録スタッフにあまり大きな期待はしないように、
いまから心がけておくべきです。