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【便利屋開業への心構え】脱サラは依存体質から脱却ができないと失敗する

投稿日:2016年3月24日 更新日:

脱サラで便利屋を開業すると失敗する思考とは

脱サラは隷属しないと決めること

便利屋ではなくとも「雇われずに働きたい」と願う方がいます。
では何で?と問うと以下のよう返ってきます。

「会社のしがらみから逃れたい」
「給料が安いので起業して儲けたい」
「上司から逃れたい」「会社勤め(雇われ)が苦手」
「就職できなかったから」などなど。

ほとんどを占めるのが現在、会社に勤めていて脱サラしようとしている方ですね。

若年者で職にありつけなかった方は「とりあえず生きていけるお金が欲しい」と願います。

一方、生活していける給料を貰いながらも起業を願う方もいます。
それがサラリーマン(会社員)の方です。

すでに所属先が明確な人、とも言えます。
便利屋の開業・起業は雇われ人であるサラリーマンから見ますと
羨望の目がすこしばかり入ります。

なぜなら嫌な上司もいらず、取引先相手に無茶な要求をされず、
それでいて自分のペースで仕事ができるからと思っているためです。

ストレスない環境。自由を得られると思っている。
たぶん、どこぞかのウェブサイトやFC(フランチャイズ)屋の
イメージ戦略に騙されているのかもしれません。
広告を額面どおりに受け取っているのです。

「脱サラしても月100万稼ぎました!」
「上司に悩まされることなく毎日が楽しいです!」

そんなわけない。
夢のない話ですがそんな簡単にいくはずがありません。

常識的に考えますと、いままでサラリーマンだったのに、
いきなり事業主となるのですよ?

いままで経営なんて知らなくとも良かった仕える身だったのに、
経営を考える身にいきなりなるのですから。

起業すると立場がいきなり変わる

脱サラ組みの多くがふるい落とされるのがここ。
意識の変化ができない点。

便利屋だけではなく、どのような商売をはじめるにしろ
かならず以前の状態から変化しなくてはなりません。

とくに意識の変化ができなければ継続できない。
雇われ人から脱するのに、いままでの隷属意識を保ったままではいけないのです。

起業経験がある方ならば良いのですが、大半は
「生まれてずっと仕える身」だった方ばかりでしょう。
なので、事業を継続するためにどのような苦労があるか
知らない。疎い。なので脱サラ組みは怪しい起業コンサルタントや
FC(フランチャイズ)の甘い言葉に引っかかる。
だからこそ意識改革が必要となる。

ですから、脱サラ起業して成功している方は
「マインドセット」が重要だと述べているのです。

ここでの成功とは以前の待遇・収入と現状を比較して、
数段階上の待遇・収入を得ている方を指します。

40代後半以降の方では「意識改革」と呼んでいますが、
マインドセットの重要性を示しています。
「マインドセット」「意識改革」どちらも同じです。

文章で読んでも分からないのであれば、
長年運営できている便利屋に修行にでると分かるかもしれません。

そこでは師匠からまっ先に技術・業務について教えることはないでしょう。
まず、心構えについて諭されるとおもいます。

会社員(隷属人)の思考から、経営者へと変革の手伝いをしてくれているのですね。
でも、その点を理解していないと以下のように思ってしまいます。

「そんなことは知っている!私だって長年働いてきたのだから!」

反発します。

自社スタッフと独立させる心積もりでいるスタッフへの
対応の仕方は異なります。
師匠がそれまでよりも急に態度が柔らかくなったのであれば
独立させる気がなくなったのかもしれません。

修行期間を無難にすごさせる方針に変えた瞬間です。

自社スタッフとしての戦力としてはみなされる。
けれど、業務提携をするほどの同格とは見られません。

自由は手にいれられてもある所では不自由になる

自由は手に入れられます。
でも、想定していた自由とは程遠いと思われます。

たしかに起業して便利屋をはじめれば自分の頑張りしだいで
収入に天井はありません。才覚があればサラリーマン時代に
受け取っていた年収の数倍という展開もあるでしょう。
けれど、一方で毎月決まった額をいただけなくなります。

なぜなら、自分が経営者だからです。

自分が売り上げに直結する行動をしないと、収入はありません。
会社内において、お情けで在籍を許されていた方はまず、
売り上げがない状態に陥ります。

かといって誰も経営指針を与えてくれません。
背中を押してくれません。仕事を手伝ってくれません。
誰も命令をしてくれません。

あれほど嫌悪していた上司の叱責が恋しくなる。
脱サラ起業した方によく見受けられる「不自由」への憧れ。
会社に守られ、身分保障をされている不自由。
自由を求めて起業したはずなのに、不自由がいかに楽な立場で
あったのかをここにきて思い知ります。

「なんでこんなに会社に勤めているのにこれだけしかないんだっ!」
そう思っていた不自由が、とても羨ましくなるのですね。

不自由は心地よい

「嫌な上司がいるから」「理不尽な命令を聞きたくないから」
「もっとお金が欲しいから」と、一般的に「弱い動機」でも
起業をしてもいいんです。
でも、自由を求める覚悟がないと後が辛いですよ。

自由を求めて「心地よい不自由」を放棄する覚悟がある人だけ
起業してください。

依存体質からいちはやく脱却しなければ競合に押し潰されるだけですから。

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