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便利屋の草むしりサービスが儲かる本当の理由

投稿日:2022年6月12日 更新日:

初心者向けの記事ですが、マジで重要です。

便利屋の草むしりが儲かる理由

草むしりは儲かるの嘘・本当

便利屋(なんでも屋)で言われているのが「草むしりは儲かる」。

受け取る表現、ニュアンスの違いはありますが、
草むしりは儲かります。

でも、おかしいですよね。
草むしりは「割りの良い仕事」とは言えません。
もっと他に儲かる仕事はたくさんあります。
敷地面積によっては受け取る料金は高額となる場合もあるでしょう。
しかし、そのような依頼は全体のわずか一部。

なので、開業したばかりの方にしては否定する言葉がでるのも
珍しくはありません。

「嘘だ」「いやいや、儲からないよ」
「作業に対して割に合わない」「競合が多すぎる」など。

このような言葉を聞いて、ほくそ笑んでいる先輩便利屋がいるのを知らずに。

便利屋を開業したばかり、初年度であればうま味や
その「安定性」に気づかないのも仕方がないことでしょう。

「言っちゃ悪いが草むしりごときで儲かるとは思えない」
このような意見は初心者の方にありがち。
けれどそれでは儲けのタネを見過ごしてしまいます。

放っておいても私は何も痛みません。
しかし、当ブログに訪れた方にだけは損をして欲しくはないのが本音。
なので、今回はなぜ草むしりが儲かると言われるのか、
その理由について説明させていただきます。

なお、当記事での草むしりは、草刈り・雑草の除去・
除草剤散布などを含む意味で「草むしり」と称します。

草むしりが儲かる本当の理由「顧客の定着性の高さ」「依頼の性質」

なぜ、草むしりが儲かるのか。
簡単に言うと、顧客の定着性が高い。そして依頼の性質によるため。
これだけ。説明終わりです。
ただ、ここで終わっては説明不足なのでもっと詳しく説明します。

便利屋はリピーター商売です。
単価の平均は他業種と比べて高くはない。
なので、いかにリピーター(顧客)を掴むかが大事。
そのなかでも顧客を得やすいのが、依頼人の敷地に入る草むしりなんです。
この解説は以下で記します。

また、依頼の性質にも着目できます。
草むしりとして除去するのは雑草です。
そして雑草は毎年生えます。伸びてきます。
刈ってもすぐに生えてくるので、年に2、3回依頼される機会もあります。

いちど、顧客をつかんでおけば、来年(来季)もまた依頼をしてくれます。

草むしりはリピート率が高いの部類のサービスに入るのですね。

同一の依頼者が年間で複数件依頼をしてくる場合もあります。

(例)手入れを放っておいた別宅や、その他に管理している庭の手入れを依頼
除草剤の散布であれば「春」「秋」の二回

とくに問題がなければリピート率が高い。
これだけでも儲かると表現しても良いのかもしれません。
おそらく初年度はあまり恩恵を感じないでしょう。

作業の割に合わない肉体労働。そのようにおもうはず。
しかし、依頼は「積み重なっていきます」。
顧客も増え続けます。するとどうなるか?
草むしりの依頼が安定して入る状態になるのです。

また、来年の売り上げの見込みも立ちます。
ただし、なんらかの理由で顧客の2割は毎年離脱(離れていき)ます。
(例)引っ越し・死去・新しい業者への乗り換えなど

そうだとしても、顧客が増え続けているのであれば大丈夫。
顧客の増加にともない利益も増加するの一般的であるからです。

便利屋でもドカンと一気に利益が発生する依頼はたしかにあります。
しかし、このような依頼は一度きり。
新規顧客を常に開拓していかないと長期的には稼げません。

そうです。草むしりは安定して仕事がある。
これが非常に強い依頼だと理解するのは集客に苦労してからだと思います。

なぜ、草むしりは顧客の定着性が高いのか?

顧客の定着性が高い。これは顧客離れがすくないとも言い換えられます。
その理由を説明します。

草むしりをサービスにしている便利屋は数多存在します。
合い見積もりサービスも今や充実。
さらに便利屋は消えては増えるを繰り返す業種。

開店キャンペーンとして赤字覚悟の料金にする便利屋も珍しくはありません。
新規参入者が良くとる戦略です。
あなたから顧客を奪いとうろとしているのですね。
しかし、あなたの顧客はなかなか離れません。また、あなたに依頼します。

新しい業者・他業者に頼めば料金は半額程度に抑えられたとしてもです。
それはなぜか? 理由が複数存在します。

理由は以下。

  • 面倒くさいから(惰性)
  • 顔を知っているから
  • 接客態度を知っているから
  • 仕上がりを知っているから

「面倒くさいから」

顧客は便利屋に依頼するのが面倒くさいとおもっています。
また、自分にあった便利屋を探すのも面倒だとおもっています。
時間・料金の無駄になるからです。

料金が安いからと新しい業者(あなた以外の便利屋)に頼む道もあります。
しかし、結果的に損をしたら意味がありません。

料金は安いけれど仕上がりが悪い。料金は安いけれど、接客態度が悪く、
得した料金分以上の心的ダメージを負った。など。
不都合な状況を回避したいのが心情。

ならば料金が安くても「いつも利用している便利屋さん」に頼もう。
こういう思考ルートになっているのです。

また、単純に新しい業者と探すのが面倒。依頼するのが面倒という顧客もいるでしょう。
見知った仲であれば、電話一本で軽く連絡すれば依頼できます。

「顔を知っているから」

これも重要な理由です。便利屋はまだまだ実態が知られていない業種。
「結局何するの?」「何ができるの?」と思われやすい。
なので、得体のしれない相手だと人は感じてしまいがちです。
ですが、顔を知っている相手、いちど依頼をした相手であれば
警戒する必要はありません。「あの人にまた頼もう」
「あの人ならば大丈夫だ」。

そう、信頼関係が築けていれば顧客は離れません。
草むしりは顧客のお宅に上がり、または敷地内に入る仕事です。

自然と顧客と顔を合わす機会も多くなるでしょう。※例外あり
特に年配者の方は「顔を知っている」という理由だけで依頼をしてくる傾向があります。

「接客態度を知っているから」

先に述べた「顔を知っているから」とすこし重複します。

草むしりの際、顧客の気分を害することなく仕事を終えらると
次の依頼につながります。直に顔を会わせて、接客態度を見てもらう。
そして高評価を得て、来季の草むしりやその他の仕事を貰う。
好循環が生まれます。

ただ、接客態度は草むしり以外の依頼についても重要なのは言うまでもありません。
草むしりには限定されないのは当然です。

では、なぜ接客態度が重要なのか?
それは心的ダメージの量・質によります。

依頼をしているのに、悪態をつかれたり、舐め切った態度を取られると
「損」をします。損というのはダメージです。

いくら料金が安くても、これはでお金を支払って心に傷を
負っているのと同義。結果、損をします。

だからか、以下のような言ってくる方がいるのです。

依頼人「あんたのところ(あなたの便利屋)は料金が高いけれど、
気分(接客態度)が良いから頼んでるんだよ」

お金に余裕のある年配者にありがちです。

草むしりの依頼を請け負ったとき、接客面に気を使っていれば
顧客となってくれる確率が高まります。当然ですが。

「仕上がりを知っているから」

これも当然の事柄ですが一応説明します。
相場はあるものの、草むしりの料金は業者によって異なります。
しかし、料金が高ければ仕上がりも良いというわけではありません。

依頼する側としては料金もそうですが、結果(仕上がり)についても
重要視しています。この仕上がりは依頼前に確認できないからです。

一応は、業者のウェブサイトやチラシでビフォー&アフター画像で
見ることはできるでしょう。しかし、本当に自分の家(ウチ)の庭を
丁寧に仕上げてくるのかは未知数です。不安なんですね。

でも、一回依頼して仕上がりを自分の目で確認できた場合はどうでしょう。
おそらく問題がない限りはその業者に再依頼します。
なぜなら、仕上がりを自身で確認できたため。

依頼者自身の目というのがポイントです。
噂やウェブサイト・チラシに掲載されている写真ではなく、
自分の庭での作業を見たのですから。
信頼も厚くなっていることでしょう。

なお、「家に上がる」「敷地内に入る」系統の依頼は
顧客の定着率が高い傾向にあります。
その中にも草むしりは含まれています。

番外。たまにどでかい仕事が入る

以上の要素によって、草むしりは儲かると称する方がいるのですね。
つまりは、一回の依頼で受け取る料金の多寡で判別しているわけではない。
中長期的な便利屋の運営者として見たときに輝くのが以上の「草むしり」案件なんです。

草むしりだけで年商一千万ある便利屋さんもいるほど。
舐めてはいけません。なお、一人で草むしりは限界があります。
おそらく組織化している便利屋さんでしょう。
アルバイトを雇う、または外注に出すなど効率的に運営すれば
まぁ、驚くことはない金額です。

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初心者向けですので、むずかしい話はありません。
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