サービスページはサービスごとに設ける。
初回訪問者にもわかりやすくサービス概略ページまたは一覧ページをつくりましょう。
SEO対策にもなりますし、初回訪問者にも理解しやすいためです。
※当記事はウェブサイト運営初心者向けの記事です。
目次
自己流でウェブサイトコンテンツをつくるときの注意点
自己流で集客用のウェブサイトを作成する方や、3~5万円程度で
安めにウェブサイトをつくってもらった方に多い点があります。
安くウェブサイト制作会社に任せるとなるとそれなりの制作プランになります。
細かい点は考慮してくれませんし、説明しません。
そのために初心者であった場合、自分や誰からか指摘されないと
基礎的なことでさえ放置されがちです。
この記事を書いている私自身、最初は無料のHTMLテンプレートからはじめました。
無料で配布されているテンプレートをすこしいじって便利屋の旗揚げをしたのです。
それから約5年。いまでは便利屋(なんでも屋)さん、そして開業希望者さまの
ウェブサイト運営に関わらせていただいております。
以下、ようやく本題。
すでに開業し、自己流でウェブサイトを作成した方の相談にも
乗らせていただき気づいた点があります。
それはサービス一覧(概略)ページしか設置していない方。
または、個別のサービスページしか設置していない方の両方に極端にわかれていた点です。
さまざまな依頼・相談事が届く便利屋ならではの事象だとおもいます。
今でもたまに見かけますが、昔の便利屋の黄金ワードといえば
「当ページに書かれていないお悩み事でも受け付けています!ぜひお問い合わせを」
という「なんでも引き受ける」という旨のワードです。
提供サービスが多岐にわたるため、この一言で済まそうとする方が多い。
他業種と違う点とも言えます。
しかしこれだけでは見込み客・顧客となる可能性があります。
そこで、どのようなサービスを提供できるかをウェブサイトで
わかりやすくアピールしなければなりません。
そのアピール方法の基本がサービスページの設置。
そして、サービスまとめ(一覧)ページの設置です。
浅い階層にサービスページを設置する
サービスページとサービスまとめページ。
どちらもウェブサイトの浅い階層に設置するのが基本です。
※「浅い階層」とはクリック数が少なくともそのページを見ることができる場所と
捉えてください。知りたい情報を取得するのに労力(リンクを探してクリック)が
多すぎると訪問客は去ってしまいます。
私が関与した便利屋さんのウェブサイトの多くでは、
どのページにおいても(遷移しても)サービスまとめページに
ワンクリックで遷移できるリンクが貼られておりました。
文字列のリンクではなく、視認しやすいバナー画像を使用している
便利屋さんもめずらしくありません。
サービス一覧ページは見やすく
サービス一覧ページはサービスを事細かく説明するページではありません。
わかりやすいように提供するサービスに合致した画像とサービスの概略だけで
問題ありません。
また、サービス一覧ページからすぐに各サービスページに
飛べるようにリンクを貼るのが鉄則です。
できるサービスはできるだけ記す
便利屋であったとしても 5つほどにサービスを絞っていれば
ウェブサイトのサイドメニュー(画面右、または左につらなるリンク群)で
どのようなサービスを提供しているかわかります。
ウェブサイトの訪問者が「パっと見て」理解できるのでこのような場合には
サービス一覧ページは必要ありません。
しかし、多岐にわたる依頼を受け付けているのであれば必須でしょう。
「便利屋だからなんでも受け付けています」と、書いておけば大丈夫というわけではありません。
ウェブサイト訪問者としてはすぐにサービスを受けるイメージ・悩みを解決してもらう場面を
思い浮かべられないので忌避しがちです。
そのようにお客様に不安を抱かせないためにもサービスページ+サービス一覧ページの
設置が欠かせないのです。
なるべくお客さんを惑わせない・不安にさせないためにも
どのようなサービスが提供可能であるかをできるだけウェブサイトにおいて
説明するのが基本です。
だからこそ、「当便利屋で掃除全般を受け付けています」だけではなく、
以下のような場面・状況についても説明をするべきです。
- 墓石クリーニング
- お墓周辺の掃除
- 室内清掃
- お庭の雑草処理
- 換気扇の油汚れ落とし
- 小さいお子さんがいるなかで室内清掃
- 老夫婦のお宅での清掃
- 1人暮らし、かつ若い女性の自宅の清掃
イメージ図
図1 サービス一覧ページ
サービス一覧ページに設置してあるリンクをクリックすると
より詳細にサービス別け・説明がされているページ(図2)が表示される。
サービス一覧ページにはサービス名称だけでなく、
簡易的な説明文を記すパターン。
またはサービス名称だけ記し、画像リンクだけを設置するパターンもある。
図2 サービス個別ページ
各サービスをまとめるときには大きなカテゴリーをサービス一覧ページで
表示し、小さなカテゴリーを各サービスページで詳細説明するイメージです。
図はあくまで一例です。
「掃除・清掃」を大カテゴリーとして、細かい説明は別ページでする方法。
ゴミ屋敷・汚部屋清掃を主力サービスとしているのであれば、
「ゴミ屋敷の掃除」を大カテゴリーとして「独身女性が住んでいる自宅の清掃」
「老夫婦が住んでいるゴミ屋敷の清掃」のサービスページを別けて記す方法もあります。
後書き
資金がないために、自身で宣伝・集客用のウェブサイトをつくる方は
以前にもまして増加しています。
これはワードプレス・MovableTypeなどのブログシステムの普及や、
テンプレートの無料配布など、素人でも作成できる環境が整ってきたためでもあります。
しかし、自己流で作成するとなるとなかなかうまくいきません。
なぜなら中身であるコンテンツやメニュー分けなどについては
自分で設定しなければならないためです。
語弊があるかもしれませんが、わかりやすく申しますと
「基本的なデザインは他人任せにできるけど中身は他人任せにできない」ってことですね。
なんの知識もなく実行するのは不安ですが、ある程度の知識をつけるのならば
関連書籍を数冊読めば大きな間違いをすることは滅多にありません。
すでに5、6年ほど前から5ページほどの小さいウェブサイトを作成する
業者が増えてきました。
料金を節約したい便利屋の開業希望者、またウェブサイトを持っていない
便利屋も依頼したことでしょう。
実際、私も格安をうたう業者に依頼さしたであろう
便利屋さんのウェブサイトを見てきました。
これらの業者は料金も設置ページ数により加算されてるので、
資金が乏しくウェブサイト(HTML/CSS/PHPなど)の知識も
ない便利屋開業者はまともなサービスページも設置できないまま
ウェブ集客をしなければならないという苦境に追い込まれやすかったのです。
※もともとウェブ制作はページ単価・工賃で加算されるのでとくにあくどいことを
やっているというわけではりません。
しかし、HTMLやCSSが理解できずともウェブサイトを構築できる環境が
整った今に至っても簡易的なサービスページしか設置しない便利屋は珍しくありません。
とくに説明しなくとも受注しやすい大手FCならまだしも
個人勢がウェブサイトのサービスページを軽々しく扱うのは
もってのほかだと思っています。
サービスとはいっても多岐にわたるため全部書き出すと
分かりづらくなってしまったり、サービスによってはどの範囲まで
書き出すのか迷うかもしれません。
しかし、サービスページの拡充・サービス一覧ページの設置はすぐに
でき、SEO対策+集客+売り上げアップにもつながる施策ですので、
試して損はありません。お試しください。