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愚痴聞き屋(話し相手サービス)はなぜチケット制を導入するのか?

投稿日:2020年1月4日 更新日:

愚痴聞き屋はなぜチケット制を導入するのか?

日本人は無形のサービスや成果の見えづらいにお金を払いたがりません。

「日本人は形に残らないものにお金を払いたがらない」

大量生産大量消費時代を経たからだとか偉いお人は言っていました。

中身どうこうよりも外見・パッケージ重視の日本ならでは。

情報は無料が当然とおもっていても、本という形にするとお金を支払うでしょう?

あなたが興味を持っている愚痴聞き・お悩み相談などの
話し相手サービス系がこれに該当しますね。

愚痴聞き(傾聴)サービスを始めようとする方は覚えておいてください。

お悩み相談系は料金の未払いが発生しやすいサービスである

当記事はこれから愚痴聞きサービスをはじめる方、愚痴聞きを便利屋の
いちサービスとして立ち上げる方も対象です。

まず、覚えておいて欲しいのは相談系のサービスは回収率が低いという点。
なにを回収するのかというと、お金です。サービス料金ですね。

相談系サービスは様々なので、当記事では愚痴聞きを
中心に語らせていただきます。
また、傾聴サービスとも呼ばれていますが、
当記事では愚痴聞きに統一しております。

「愚痴聞き」とひとくちに言っても、サービス提供の仕方には
大きく分けて2つの種類があります。

依頼人の家、または特定の場所(会議室・飲食店)に出張し、
依頼人と顔を合わせておこなう愚痴聞き。対面型です。

もうひとつは、電話・メール・チャット・SNSでおこなう非対面型。

お金の回収率が低いのは非対面型です。

非対面型のなかでも料金未払いが多いのはメールです。

なお、ビデオ通話・スカイプを用いた愚痴聞きも「対面型」に属します。

電話であれば相手の声が聞こえるので、サービスを受けていると
相手が労力をつかっていると思うのかわかりません。

ですが、メールよりかは未払いする人はすくない傾向にあります。

依頼者はメールだと労力が費やされていない。
片手間でできるものと思ってしまうのでしょう。

本当のところはわかりません。

でも、お悩み相談サービスにおいては、料金を踏み倒す方は
対面型よりも非対面型によく見られます。

もともと、カウンセリング・愚痴聞きなどのお悩み相談系は
料金未払いが多いサービスのひとつです。

これには、冒頭でお話したとおり、日本人の性質が関与しているとおもわれます。

日本人は「物」にはお金を払うのにあまり抵抗はありません。

ですが、無形サービスにはなぜかお金を払いたがらない。

会話はタダ。無料と勘違いしやすい。

また、同様に無料とおもいがちであるのは情報です。

海外でビジネスをしていた方たちがよく言及しています。

「日本人は水と安全はタダと思っている。情報もそうだ」

商売をしている方はこの日本人の性質をよくご存じのはず。

「ちょっと、相談があるんだけど」と、連絡が来て、
あなたが相手にとって有益な情報を与えたとします。

多くの場合、相手はあまり感謝しません。
あなたの労力や知識を無料でもらったと感じません。

見積もりだって無形サービスのひとつです。

でも、多くの日本人は見積もりは無料だと感じています。

もはや情報は無料だと信じ込んでいるほど、といっても過言ではありません。

カタチあるものにお金は払うが、それ以外には払いたがらない。

ただ、例外があります。

成果が目に見え、すぐに確認できる無形サービスです。

不用品回収や清掃・補修(リペア)などの現場作業などであれば
支払いを渋るケースはすくないでしょう。

成果が見えづらい

お悩み相談系のサービスは客観的に成果はみえません。

愚痴を聞いてもらいスッキリしたとしても、依頼者が
嘘を申せば証明の手立てがない。

サービス提供側が弱い立場になりやすいとも言えますね。

事実、私も苦労しました。
相談系のサービスは非常に料金未払いが多い。

愚痴聞きサービスを立ち上げた友人もいましたが、
料金の踏み倒しばかりで1年で廃業しました。

「話ができて良かったです」と、好評であったとしても
踏み倒す人は一定の割合で発生したようですね。

でも、対策がないわけではありません。

前払い制にすれば良いのです。

愚痴聞き専門店であればチケット制の導入ですね。

一定の回数・時間において、サービスを利用できる
チケットを先に購入してもらうのです。

これであれば料金の踏み倒しはありません。

ただし、それだけではありません。

クレジットカードを持っていない・停止されている人でさえも
すぐに利用できるのが利点です。

どいうことか?

悩み相談の問い合わせが集中するのは「夜間」

愚痴聞きをはじめ、相談系のサービスの問い合わせは夜間に集中します。

そして、いますぐに相談をしたい「いますぐ客」ばかりです。
※または予約の問い合わせ

機会損失が発生しやすいのが相談系サービスです。
タイミングを逃すと損をします。

「料金の入金確認をしてから~」と説明をしたら依頼を逃すはめになります。

即時反映ができるクレジットカードならばすぐに入金確認ができるかもしれません。
ですが、銀行の口座入金ですと営業時間にならないと確認はできない。

それでは、みすみすお客を逃してしまいます。

でも、チケット制であればそのような心配は無用です。

先にお客に存在を知ってもらい、前払い(チケット購入)を
してもらうというハードルはあります。

なお、夜間に問い合わせが集中する理由としてあげられるのは心理的な要因。
そして環境に基づく要因があげられます。

静かな夜間にはどうしても内面で抱えている問題を考えてしまいがちです。
ひとりで悶々としているのが辛くなり、人に話を聞いて発散したくなります。

また、子供が就寝した時間帯であるのも要因のひとつと推測できます。
子育て世代であれば、ほっと息をつけるのは夜~深夜あたりだからでしょうから。

前払い制・チケット制か、後払い制にするのか?

料金踏み倒しの不安を感じるのが嫌であれば
きっぱりと「前払い制」を導入、徹底してください。

そうすれば精神面での負担を軽減できるでしょう。

ただ、料金の「後払い」を選択できるにしたら問い合わせが
増加するケースもありますので、「前払い」が絶対に良いとは申せません。

後払いにしても、料金の回収率が高ければ問題ないのですから。

主なサービス対象にもよりますので、自身でデータをとるのが1番です。

お悩み相談系のサービス、それも非対面型であると
料金の踏み倒しが目に付きやすくなるでしょう。

愚痴聞き(傾聴)は資格もなくはじめられるサービスです。
愚痴聞き単一のサービスだけで起業も可能でしょう。

ですが、料金の未払いに悩まされがちなサービスです。

料金回収のシステム・ノウハウがなければ
安易に立ち上げるのはお勧めできかねます。

日本人は情報はタダだとおもいがちであり、
ちょっとした相談もタダだとおもいがちです。

こればかりはどうしようもありません。

お国柄なのですから、個々人で対策をとるしか道はないでしょう。

これから愚痴聞きサービスを始めようとする方は、
料金回収の方法について、よく考えていただきたいです。

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