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零細自営業でも局所戦に持ち込めるSEO対策
サービスを説明するときや、ブログで事例紹介をするときには
単一のワードだけではなく同義語・共起語を文中に含ませるよう
意識してください。
SEO対策・自然検索(オーガニック検索)の施策です。
※共起語については説明していませんのでご了承ください。
当記事の対象説明
ネットでの集客がうまくいかない小規模自営業者の方に向けた記事です。
便利屋(何でも屋)でなくとも有効な基本的なSEO対策です。
特にオーナー自身でブログを書いている方は知っておくだけで差がつきます。
ネットで集客ができ、同業他社と差がつく文章の書き方
類語・同義語を使う
類語や同義語を使うだけで競合との競争を局所的ですが
避けられる可能性があります。
大手が気づいていない検索ワードや弱い検索ワードで
戦いを挑めると考えてください。
便利屋では定番ともいえる「草刈り」を例にあげます。
今、私が思いついただけで「草刈り」のおなじ意味、似ている意味を
もつ語句(ワード)は以下となります。
私の語彙力がないのでここは無料ツールを使ってみます。
無料で類語を検索する
今回使用したのは「連想類語辞典: 日本語シソーラス」です。
打ち込み窓に「キーワードを入れてください」と書いてありますね。
この窓に「草刈り」と打ち込み「検索」ボタンをクリック。
すると以下のような結果が表示されました。
すると以下の結果となりました。
「除去」が表示されましたが、これは「草の除去」、
「雑草の除去」とすれば利用できますね。
と、おもったら「雑草の除去」がすでに表示されていました。
かなり使えるツールだとおもいます。
言い回し・類語・同義語を使う
草刈りと、草引きは違う行為ですが目的はほぼ同じです。
「芝刈り」は庭の手入れ・ガーデニングに関するワードとして使用できますね。
買い物代行であっても
- 「代理購入」
- 「購入代行」
- 「代理取得」
- 「並び代行」
- 「行列代行」
と、別の言い方で示すことが可能です。
※何を代理購入するのかもワードに含める(絞る)必要あります
厳密には誤用であったとしても認知度が高いワードであれば文中に幾度も挿入しています。
サービス範囲が重複してもばんばん使っていいと思います。
例えば「買い物代行」を主力サービスとしているある便利屋さんは
買い物代行とあわせて「並び代行」というワードを重視しています。
サービス名称+代行・代理は使える!
並び代行は「買い物代行」にもあてはまりますし、
料金を支払わない物品の取得のために行列に並ぶサービスや、
何かをある場所・施設に提出するサービスをも指しています。
並び代行という大きなサービスのなかに「買い物代行」が含まれていると考えてください。
また、買い物の代理購入を求める見込み客の全員が「買い物代行」と検索窓に打ちこむ
わけではありません。なかには「並び代行」と検索する方もいるでしょう。
検索数が多いワードを優先的に使用するのが基本です。
ただ、複数の競合が存在しており、同ワードで上位が望めない場合には
すこしズれたワードを優先的に文章内に含めています。
理由としてはすぐに上位ページにランクインするためです。
しかし、デメリットもあります。
あまり検索数がすくない・知名度が低いワードで検索上位につけたとしても
相応の人数の見込み客しか訪れないという点です。
流入数の低い検索ワードを重点的に扱うということは対象とする
人数もそれだけ低いというわけです。
市単位での複合検索ワード争いであればポピュラーなワードでも
検索上位5~3位にはすぐに浮上できる可能性が高いです。
上級者ですと、よくある「打ち間違い」をも考慮して文章を書くらしいです。
ただ、文章の分析能力が高まってきている現在では、打ち間違いをわざと
文中に含ませるのはデメリットがあると考えています。
便利屋であれば「代行」を含ませるのも効果的
便利屋(なんでも屋)でブログやウェブサイトで集客を目指している方は
サービスの関連ワードに「代行」を付け加えるのも効果的です。
代行系サービスが流行っているので、見込み客が何かしらのサービスを
検索エンジンの窓に打ち込むときは「サービス名+代行」とするときがあるためです。
また「代理」とうワードも結構重要です。
「〇〇+代理」という記し方は幅広いサービスに適用できるためです。
ここで正確なワードを意識する必要はありません。
現在(2018年12月)で続々と新規参入者が現れてきた「退職代行業者」。
退職を代行するなんて本来はできないわけです。
本人ではないだけですから。
正確には「退職連絡代行」「退職通達代行」「退職電話代行」と
呼ぶのが字面としては正しいです。
実際、4、5年前までは退職電話代行がポピュラーな言い方でした。
ぶっちゃけ、流行って大衆に受け入れられれば誤用や厳密には正確ではない
ワードでも問題ありません。
どのワードを使えばいいのか?
基本的に検索回数が多いワードを優先的に使います。
それから別のよくある言い回しを使います。
しかし、個人の自営業者ですと先発の同業他社たちが
狙っているワードの上位を占めている場合が多いのです。
そのため、3番手、4番手に利用される類語を狙うのも
弱者のひとつの手と言えるでしょう。
上位表示させたい検索ワードの選択は意外と難しいのです。
わからないとき、迷っているときには競合他社のウェブサイトを分析して、
どのワードが強いのか、どのワードが弱いのかを理解することが肝要です。
すると見えてくるものがきっとあるはずです。
高齢者の方だと「野良仕事」なんてよく呼びますから
想定客の対象年齢層を考慮してどの語句を頻出させるのかを
考える必要性があるでしょう。
なお、検索回数を重視するのであればグーグルのキーワードプランナーを
利用するのが一般的だとおもわれます。
「サービス名」+「料金」ワードは意外と効果的
私自身、便利屋を含めたスモールビジネスを複数立ち上げてきました。
その中で理解したことは「料金」に関するワードはネット集客に
強い(効果的)だということ。
なにせ損得に関わることですし、はじめての利用客は
あなたを信用していません。
料金に対しての説明がしっかりとなされていれば見込み客の
不信感を払しょくできる可能性があるのです。
だかこその料金複合ワードです。
狙っているサービス名と料金、または料金・価格に関する複合ワードで
検索上位になると自然とお客さんが寄ってきます。
草むしり+料金
草むしり+後払い
草むしり+見積もり
草むしり+見積もり+無料
など。
都道府県や市単位であればまだまだ個人でもグーグルやヤフーなどの
検索エンジンにおいても検索上位に表示させられます。
「便利屋+草むしり+料金」
ここまで絞って検索する方はあまりいませんが、
たまにいるのでしっかりと獲得していきましょう。
すくなくとも対応範囲(出張範囲)の市町村レベル+サービス名で
検索1ページ目に入ってください。
狭い地域・範囲では最低でも検索結果の1ページ目に
ランクインしていなければ集客は難しいです。
また、料金に関するワードで表示されるページには
料金に関しての説明がなされていないと意味がありません。
見積もりは無料なのか、後払いは可能なのか、手渡しで受け取るのか等を
きっちり記しておかないと見込み客は別の便利屋のウェブサイトに
訪問(あなたのウェブサイトから離脱)するかもしれません。
ウェブライティングと正式な文章作成ルールに則る必要はなし
集客用のブログ・ウェブサイトの文章は
正式な文章ルールに乗っ取る必要はありません。
「草刈り」と文中で記していて、別の段落では
「草引き」と称しても問題ないのです。
しかし、正式な文章ルールですとこれは「表記ゆれ」となり、
読者を混乱させる悪因とみなされます。
ですが、ネット上での記事・文章では正式なルールはありませんし
すべてウェブサイトの管理人にゆだねられます。
どう記したっていいってことですね。
紙媒体の文章ルールに則ると、かえってウェブサイト・ブログでは
読みづらくなる場合だってあります。
ウェブサイト・ブログでは読者(訪問者)のほとんどは「流し読み」をします。
基本的に文庫本は読み飛ばしはなかなかしませんが、
パソコンやスマホ(スマートフォン)で閲覧する
ブログを読むときにはほとんどの方が飛ばし読みします。
重要な項目だとおもわれる箇所だけ読む方が多いとおもってください。
特にサービスを説明するページは基本、あまり読みません。
ネットには大量の記事が投稿されていますから
訪問客は基本、重要な項目だけ読んでいきます。
ここで文章の正式なルールに則って書いていくと
かえって読者に理解し辛い文章となってしまいます。
便利屋(なんでも屋)業界ならまだまだ通用する
基本的なSEO対策でしたが、まだまだ便利屋業界では
SEOに疎い方が多いです。
状況は変わってきて若い世代(20代~30代)が
便利屋業界に参入してきていますが、チラシ配り(ポスティング)を
重視している向きがあるのでまだ通用する手法です。
知っている人と知らない人ではすぐに差があらわれるので
SEOコンサルタントを雇っておらず、自分でSEO対策をしないと
いけない事業者の方はぜひ参考にしてみてください。